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ブランドが社会とつながる、持続可能な未来へ  「サステナブル・ブランド ジャパン」 提携メディア:SB.com(Sustainable Brands, PBC)

特集:ローカルエコノミー「つながりの経済」

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kanonsky

日本全国の地域コミュニティで沸き上がる、人と人、人と自然、現在と未来を結ぶ「つながりの経済」をつくる取り組みを紹介する。

ゴミから価値を生み出す 長野・諏訪市『ReBuilding Center JAPAN』流、豊かな未来の作り方

ただ古材を再利用するのではなく、人の思いまで含めて再生する――。2016年、長野県諏訪市にオープンした建築建材のリサイクルショップ『ReBuilding Center JAPAN』(リビルディングセンタージャパン)。レスキュー(引き取り)した古材や小道具に新たな価値を見出し、次の使い手につなぐ空間設計やデザインを行う。「罪悪感のない仕事がしたいと思っていたんです」と、東野唯史代表は語る。その言葉は、ものづくりに携わってきた自身が、ずっと持っていた違和感への答えだった。つづき
「村全体をひとつのホテルに」――山梨県で地域資源を再構成し過疎化ストップ

人口700人の小さな山村、山梨県小菅村で地域再生のユニークな試みが始まっている。地域に分散した古民家を再生し、それらをまとめて一つのホテルとして営業する「NIPPONIA小管源流の村」は、宿泊施設をキーとして村に点在する地域資源を新たな視点で観光客に訴求する。村に点在する約100軒の空き家の中から順次宿泊施設にリノベーションして行く予定だが、今回第2弾となる「崖の家」2棟がオープンした。つづき
「守りたいのは箸だけじゃない」 国産竹の箸だけをつくるヤマチクがコロナ禍で得たこと

「前年比で言えば、売り上げは半分以下です」と、コロナショックの影響がいかに大きいかを話してくれたのは、熊本県の南関町で竹の箸をつくるヤマチクの山崎彰悟さん。地方の名産品を都市部で広めようと苦闘してきたが、インバウンドや五輪関連のイベントがすべて白紙となり、2020年の夏までに見込んでいた売り上げが消えた。しかしそれでも、山崎さんの目線は前を向き、確実な光を見ているように強い。つづき
にぎわいを生み出す持続可能なまちづくりの秘訣――横浜・日ノ出町

かつて200店以上の違法風俗店が立ち並んでいた横浜日ノ出・黄金町エリア。ここに2018年4月、飲食店や宿泊施設を備えた複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズ 横浜日ノ出町)」が誕生した。近隣のみなとみらいに比べて人通りが少ないこの地域のイメージを一新し、人を呼びこむ持続可能なまちづくりに挑戦する。Tinysの川口直人マネージャーは試行錯誤した1年目を振り返り、「大切なのは、まち全体ににぎわいを生み出す仕掛けをつくること」と話す。つづき
フードロスに取り組む大学生がはじめた「おすそわけの心」を地域循環させる食堂

高知の中山間地域に、大学生がはじめた食堂「おすそわけ食堂まど」がある。その名の通り、規格外の野菜を生産者から無料や格安でおすそわけしてもらい、旬の食材をつかった日替わり定食を提供する。フードロスや子どもの貧困といった地域課題の解決を目指すその店を運営するのは陶山智美さんだ。食堂を通して、さまざまな人が地域課題の解決に加わり、おすそわけやその心が地域循環することを考えている。つづき
棚田と人をつなぎ、風景を未来に残す――葉山から全国の棚田へ広がる「棚田アイス」の取り組みとは

美しい海のイメージで知られる神奈川県葉山町。一方で、丘陵地帯である同町上山口には、江戸時代に開かれ、現在まで守られてきた美しい棚田の風景がある。地域の高齢化により棚田の耕作放棄が深刻になる中、葉山の棚田を守るため、「棚田と人をつなぐ」をテーマに活動する夫婦がいる。つづき
「地域に一灯を」世界に評価された中小企業の持続可能な姿勢

石井造園(神奈川・横浜)は造園、土木などを手がける従業員数11人の中小企業。2016年、公共、社会に貢献する企業へのグローバル認証「Bコーポレーション」を取得し、2018年には同認証のBEST for THE WORLD 2018アワードを受賞するなど、その活動が世界的に評価される。事業規模に拠らず、地域に置いた軸をあくまでぶらさない考え方の根底にあるものとは――。つづき

東京を繰り返し使えるテイクアウトカップが循環するまちに カフェから新しい「まちづくり」が始まる

日本のスペシャルティコーヒーの潮流をけん引してきたオニバスコーヒー(ONIBUS COFFEE)を中心に、繰り返し使える共通のテイクアウトカップを近隣のコーヒーショップや飲食店で循環利用する取り組みが始まっている。10月から開始したサービス「CUPLES(カプレス)」は11月末までに、東京を中心に首都圏で45店舗まで広がる見込みだ。企画したオニバス(東京・目黒)の坂尾篤史代表は、CUPLESのサービスが広がることで、最終的に、東京やコーヒーショップのある近隣エリアが資源を大切にする魅力あるまちになっていくことを目指している。坂尾代表にCUPLESとコーヒーショップから始まるまちづくりへの思いについて聞いた。つづき
持続可能性掲げる小林武史KURKKU代表の思い――体感型農場は場づくりの「集大成」

音楽プロデューサー・小林武史氏が代表を務めるKURKKU(東京・渋谷)は、体感型農場の「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」を千葉県にオープンした。小林氏は「人が『集まる』ことにビジョンや責任を持てば、『集まる』ことで豊かになる」という思いを抱くと話し、クルックフィールズはあるべき社会や環境の姿を体現した「自身にとってひとつのゴール、場づくりの集大成」だと自信を見せる。つづき
V字回復の観光商店街、分断の時代に「環境と共生し世代つなぐ」覚悟

かつて衰退の一途を辿り閑古鳥が鳴いていたという熊本・阿蘇の門前町商店街。2000年頃から各店舗を経営する親子2世代が一丸となり、湧き水を活用したブランディングによって見事に観光商店街としてV字回復を果たした。一時は年間35万人が訪れるまでに賑わいを取り戻し、モデルケースとして全国から注目を集めた。輝かしい成功体験を持つ商店街は、2016年の熊本地震、そしてコロナ禍という分断の時代にどのように向き合うのか。つづき
愛媛・今治、クラフトビールで地域再生  職人のビールがつくりだす「にぎわい」と「つながり」

愛媛県今治市にクラフトビールの醸造所、今治街中麦酒(いまばりまちなかばくしゅ)が10月1日オープンした。併設するタップルームでは、愛媛産の素材を使った個性豊かなビールなど、できたての味を楽しむことができる。場所はかつて多くの人でにぎわっていた商店街のなかほどにある。醸造長の中島俊一さんは、「地元の人にも観光客にも愛されるクラフトビールで、商店街ににぎわいを取り戻していきたい」と語る。つづき
世界の未来をつくる町に リサイクル率82.6%、鹿児島県大崎町が描く“サーキュラーヴィレッジ構想”とは

ごみの回収といえば第一に「燃えるごみ」か「燃えないごみ」への分別を考える人が多いのではないだろうか。そんな中、焼却炉がないため、「燃えるごみ」という概念そのものがないにもかかわらず、全国平均の約19.6%に対して82.6%(2019年度)という驚異的な数字で、資源リサイクル率日本一を13回達成している町がある。人口約1万3000人の鹿児島県大崎町だ。つづき
DIYで建物を作り変え、コミュニティを創る体験型の空き家活用とは

地域の住人と企業の会員が自ら創意工夫するDIYで空き家をリノベーションし、コミュニティ拠点として活用する――。そんなユニークな試みが今秋、始まった。太陽住建(神奈川・横浜)が手掛ける体験型空き家活用事業「solar crew(ソーラー・クルー)」だ。活動の第一弾となる物件は、静岡県との県境にほど近い神奈川県・真鶴町にある。つづき
森林と地域の新たな価値を創造する結び目になる――井上博成・飛騨五木グループ

林業における再生(リジェネレーション:regeneration)の兆しとはどのようなものだろうか。個人、組織、地域や業界、そして社会の再生について、いまさまざまなスタイルで林業に関わるミレニアル世代の横顔から描き出してみたい。研究とビジネスの両輪から森林と地域の価値化に取り組む飛騨五木・井上博成のビジョンを聞いた。つづき

都心のビル屋上に子どもたちが集まる「食べられる校庭」 平和不動産が描く未来の都市づくり

2022年春、オフィス街・日本橋茅場町の一角にあるビルの屋上に、子どもたちが「育て、食べる」ことを学ぶための食育菜園「Edible KAYABAEN(エディブル・カヤバエン)」が誕生した。平和不動産、ユニバーサル園芸社、エディブル・スクールヤード・ジャパンの3者が協働し、次代を担う子どもたちが集まる新たな居場所を都市につくりだすプロジェクトだ。プロジェクトにかける思いや、この街の開発のこれから、米国で始まり日本でも取り組みが広がる“エディブル・スクールヤード(食べられる校庭)”について話を聞いた。つづき
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