• 公開日:2018.01.31
コカ・コーラ、2030までに容器100%回収リサイクル
  • 辻 陽一郎

軽くてつぶしやすい2リットルペットボトル「ペコらくボトル」を採用

米コカ・コーラ カンパニーは、2030年までに販売する製品と同等量の容器を回収・リサイクルすることを目指すグローバルビジョンを掲げた。日本コカ・コーラもそれに基づき29日、容器の2030年ビジョンを発表し、新たに容器回収とリサイクル手法の構築や清掃活動に取り組んでいく方針だ。「廃棄物ゼロ社会」実現のために、海洋ゴミなどのゴミ問題に対して消費者の意識を高める啓発活動も展開するという。(辻陽一郎)

食品・飲料の容器は日々の生活に欠かせないものである一方、容器ゴミは現代社会の大きな問題だ。最近では、プラスチックが紫外線や波によって断片となったものが海や川に流れて、魚などの生態系へ悪影響を及ぼすとして深刻な社会課題となっている。

廃棄物ゼロ社会を目指すことは、海洋ゴミなどのゴミ問題に多大な貢献となる。ザ コカ・コーラ カンパニーのジェームズ・クインシー社長兼最高経営責任者は「世界は容器の問題を抱えており、当社もその解決に関わる責任があります。廃棄物ゼロ社会のビジョンを通じて、この問題を過去のものとするために、地球環境と容器に投資しています」と語った。

日本コカ・コーラはこれまでも容器軽量化による省資源化など容器開発に力を注いできた。飲んだ後にしぼることができる技術を清涼飲料水の「い・ろ・は・す」に採用したり、軽くてつぶしやすい2リットルペットボトル「ペコらくボトル」を開発し、2015年から導入した。

社員が地域社会の一員として清掃活動を行ったり、容器分別回収を呼びかける活動にも取り組んできた。「廃棄物ゼロ社会」のためには同社だけでなく、政府や他企業、市民社会との連携も欠かせない。

日本コカ・コーラ広報・パブリックアフェアーズ本部の岡部容子氏は「これまで、業界団体、研究機関やその他ステークホルダーを通じて、リサイクル素材を採用した容器における規制の採択にむけ、尽力してきました。新たな目標の一つとして、より幅広いステークホルダーに向けたアドボカシー活動を強化していきます」とも語った。

written by

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

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