• 公開日:2020.06.29
ハーシー、カカオのサプライチェーンの完全透明化を約束
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チョコレートブランドの米ハーシーは先月、「ココア・フォー・グッド」プログラムを拡大すると発表した。同プログラムは、2025年までにコートジボワールやガーナなど人権的リスクの高い地域のカカオの調達率を100%にする。世界のカカオ豆の大部分は、貧困に起因する労働問題のホットスポットとして知られる西アフリカ産だ。(翻訳=梅原洋陽) 

発表された方針は、同地域の国々からハーシーが輸入するカカオを、農場から消費者の手に渡るまで追跡することを可能にするもの。西アフリカ産のカカオがどこでどのように栽培され、どう生産されているのかを明確に示し、消費者を含むすべてのステークホルダーにより高い透明性を提供することを目指している。

同社は2012年、より持続可能なカカオコミュニティを作るための長期的な取り組みの一環として、2020年までに100%認証を受けた持続可能なカカオを調達することを約束した。ハーシーはこの目標を1月に達成したと発表している。

環境NGOマイティー・アースが発表したチョコレートブランドのランキングによると、ハーシーは透明度・追跡可能度やアグロフォレストリー(森林農業)の部門で業界をけん引しているが、森林破壊への加担度、農家や児童労働への生活賃金に関してはまだ改善の余地があるとされている。

「認証を受けた持続可能なカカオ豆にすることで、農家の収入の増加を支援し、労働水準・環境水準を向上することができている」と同社のグローバル・サステナビリティと社会影響部門のジェフ・キング氏は言う。

「しかし認証だけではまだ十分ではないと認識している。課題の多い、リスクが高い地域でのカカオ調達に100%移行することで、われわれのサプライチェーンの透明性はより高くなる。児童労働の撲滅を支援するために、農家への支援を強化し、われわれは児童労働の監視・改善プログラム(CLMRS)などを2025年までにすべてのコートジボワールとガーナ産のカカオ豆に拡大していく」

西アフリカにおいて倫理的なカカオ豆のサプライチェーンを確保し、特にコートジボワールとガーナでの水準維持に取り組むのは同社だけではない。チョコレート大手のネスレ、バリーカレボーもこの2つの国でそれぞれ倫理的な労働条件を保証したり、森林破壊を終わらせるための革新的な取り組みを行なっている。

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