• 公開日:2018.09.04
バスクリン、自然由来の入浴剤で森林保全を推進

バスクリン(東京・千代田)は9月3日、石油系原料を排し自然由来の原料だけを使用した新しい入浴剤「バスクリンマルシェ」を発売した。製品パッケージは簡素なパウチを使用してプラスチックの使用を抑え、売り上げの一部を同社独自の森林保全活動にあてる。自然素材を楽しむことや環境保全への参加など、より良い生活の質を求める消費者の価値観に合致した商品として、SNSなども活用しながら販売を進めていく。(オルタナ編集部=堀理雄)

「自然への思いや、量よりも質を大事にする生活を送る人に向け、これまで『化学的』などと思われがちだった入浴剤のイメージを変えたかった。食事や衣類について丁寧に素材を選ぶように、入浴剤でも素材を楽しんでもらいたい」

同社製品開発部ヘルスケア企画課の佐藤光リーダーは、開発経緯を語る。

バスクリンマルシェの香りは「シダーウッド」「オレンジ」「レモングラス」の3種。従来の入浴剤は石油系原料など化学的な素材も含め20種類以上の原料を調合してつくられるが、本製品は有効成分、香料、色素、保湿成分、塩素除去剤、基剤のすべてを自然由来の原料だけで製作した。保湿を助ける素材はオーガニック認証のホホバ油を配合するなどこだわった。

外装はチャック付きパウチで、たたんで小さく捨てられる。化粧品や日用品は見栄えを重視し、しっかりしたプラスチック容器が使われることが多いが、環境を配慮しあえて簡素な包装にした。ストローや食器など外食産業では脱プラスチックの動きが進むが、今後日用品業界でもこうした動きが進むと言われており、その先駆けとなる試みだ。

売上げの一部を森林保全にあてる「バスクリンの森」計画も進めている。静岡県にある山を命名権として借り受け、間伐や林道整備などを行い生物多様性豊かな森を育てる。今後そうした取り組みをSNSで発信することで、消費者が自らの買い物を通じて自然を身近に感じ、環境保全への参加を実感できるようにする仕組みをつくっていく。

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