
次世代を担う高校生たちが、持続可能な社会の実現に向けて共創する育成プログラム「第6回 SB Student Ambassador 全国大会」(主催:Sinc、共催:Sustainable Brands, PBC.)への出場校10校が決定した。今回初めて、動画による選考を実施。各校の代表生徒は2月18、19日に開かれる「サステナブル・ブランド 国際会議 2026 東京・丸の内(SB’ 26 東京・丸の内)」に参加し、社会課題の解決や地域活性化に向けた各自のアイデア、価値観を発信する。
このプログラムは持続可能な社会の実現に向けて、高校生に対し「社会課題に関心を持ち活動している、同年代の仲間との出会い」「企業や社会のサステナビリティの取り組みに対して知見を深める」「次世代の価値観や社会に求めるものを企業に発信する」という3つの場を提供するのが狙いだ。
ブロック大会には過去最多の参加者
選考に先駆けて、全国大会の事前学習の場となるブロック大会が昨年秋に開催された。北海道、東北、北陸、東日本(東京)、東海、西日本(大阪)、中国、四国、九州の9大会に、計226校から過去最多の1622人が参加。サステナビリティの最前線で活躍する企業・自治体関係者の基調講演やワークショップで知見を得た生徒らは、その後、具体的なアクションプランや提言をまとめ、全国大会への選考に挑んだ。
今回の選考は初めて、「動画によるプレゼンテーション」が導入された。従来の書類選考では捉えきれなかった生徒たちの熱意を可視化するだけでなく、SB’ 26 東京・丸の内の参加者に生徒たちのアイデアをいち早く届け、当日の活発な対話へとつなげる狙いもある。
各ブロック大会に参加した高校生たちは、企業や自治体と共創するアイデアを4分以内の動画にまとめた。63校から応募があり、審査委員会は「サステナビリティへの理解度」「洞察力」「提案力」の3つの審査基準に加え、提案内容の持続可能性や感化力などの面から総合的に評価して全国大会への出場校を決定した。
選ばれた10校と選考動画を公開
厳正な動画審査を通過した10校の高校生たちは、SB’ 26 東京・丸の内の基調講演やセッションを通して学びを深め、1日目の午後に行われる全国大会の「成果発表会」(プレゼン)に臨む。なお、SB’ 26 東京・丸の内の一般参加者も聴講可能(参加登録者のみ)で、高校生ならではのユニークなアイデアに触れることができる。
動画選考を通過したのは以下の10校。各校の選考動画も公開されており、高校生たちがどのような社会課題に目を向け、どのような解決策を描いているのか、その一端を視聴することができる。
【招待決定高校と各学校のテーマ(ブロック順)】
・北海道ブロック代表
帯広大谷高等学校(北海道帯広市)
宇宙産業と地域連携~十勝×宇宙:多角的な産業のネットワーク~
・東北ブロック代表
青森県立三本木高等学校(青森県十和田市)
未来へ GO!BOU! 地域活性化のための地域ブランドの提案
・東日本ブロック代表
文化学園大学杉並高等学校(東京都杉並区)
SOLIA~外と中をつなげる新たな中間領域~
・東海ブロック代表
名古屋市立名古屋商業高等学校 (愛知県名古屋市)
「未利用魚を活用して持続可能な社会を実現しよう」
・北陸ブロック代表
富山国際大学付属高等学校 (富山県富山市)
残すに値する未来は何か「いつか帰る場所」である砺波市の田園風景を守る
・西日本ブロック代表
賢明女子学院高等学校、淳心学院高等学校 合同チーム(兵庫県姫路市)
「ICタグ自販機循環システム」×「日本人の倫理観」
・中国ブロック代表
修道高等学校(広島県広島市)
中国地方の魅力を全国に(郷土料理を保存食に)
・四国ブロック代表
高知県立高知国際高等学校(高知県高知市)
私達が提案する新たな産業
・九州ブロック代表
九州学院高等学校(熊本県熊本市)
九州の副産物循環から生まれる地域食産業の持続可能性
| 【開催概要】 サステナブル・ブランド国際会議 2026 東京・丸の内 プログラム名:第6回 SB Student Ambassador 全国大会 開催日時:2026年2月18日(水)・19日(木) 成果発表会【Day1】SA-1(2月18日 13:45〜16:45) 開催場所:東京国際フォーラム 参加人数:全国の高校10校から生徒36名、教員10名(予定) 主催:株式会社Sinc 共催:Sustainable Brands, PBC.(本社:米国) 協賛:株式会社日本旅行 |
特設サイト: https://sb-tokyo.com/2026/program/next-generation/student-ambassador/
眞崎 裕史 (まっさき・ひろし)
サステナブル・ブランド ジャパン編集局 デスク・記者
地方紙記者として12年間、地域の話題などを取材。フリーランスのライター・編集者を経て、2025年春からサステナブル・ブランド ジャパン編集局に所属。「誰もが生きやすい社会へ」のテーマを胸に、幅広く取材活動を行う。









