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東京都が備蓄食品を配布、防災と食品ロス削減意識を

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防災と食品ロスは常に意識したい image credit:tyle_r

東京都は2月末に賞味期限切れになる防災備蓄用のクラッカー約10万食を配布する。6日、小池都知事は定例会見で、防災備蓄食品を有効活用していくシステムを構築したいと話した。一般配布は都内のイベントなどで行い、都内の法人・団体は、5箱以上の引き取りを条件に、16日まで東京都のホームページから申し込みができる。防災と、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」削減について、考えてもらう狙いがある。(オルタナ編集部=松島 香織)

防災備蓄を管理している福祉保健局が、昨年秋に環境局資源循環推進部に相談し、配布を実施することになった。ホームページからの申込数は、現在集計中だが、法人・団体からの問い合わせだけでなく、一般からも連絡があり、反響があるという。

環境局資源循環推進部計画課の矢野和弘広報担当は、今後の具体的な予定はないとしながらも、「都の取り組みが多くの人に周知され、成果が出れば、今後も考えていきたい」と話した。

一般配布(決定しているもの)
・恩賜上野動物園(1月28日、2月4日 約3万食)
・多摩動物公園(2月5日 約5000食)
・水素情報館 東京スイソミル(1月16日から2月25日 約1000食)
・チャレスポ!TOKYO(1月9日)、マラソン祭り(2月25日)等スポーツイベント(約3万食)
・2017冬耐震キャンペーン(1月26日建物の耐震改修工法等の展示会など)

団体配布
申込み:https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/form/bichiku.php

詳細
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/01/05/02.html
東京都ホームページ

松島 香織 (まつしま・かおり)

サステナブルブランド・ジャパン デスク 記者、編集担当。
アパレルメーカー(販売企画)、建設コンサルタント(河川事業)、自動車メーカー(CSR部署)、精密機器メーカー(IR/広報部署)等を経て、現職。