• 公開日:2017.11.24
サステナブルな水産起業家育成事業、第2期募集
    • 瀬戸内千代

    起業家コミュニティー「Impact HUB Tokyo」は世界86カ所に広がるImpact HUBネットワークの一員である

    Hub Tokyo(東京・目黒区、槌屋詩野代表取締役)とWWFジャパンは、持続可能な水産業を目指す起業家を支援する「OCEANチャレンジ」プログラムの第2期生を募集している。今回はメンターを増員し、第1期生との交流も図り、事業の立ち上げや発展をより強力に後押しする。現在、オンライン説明会を不定期に実施中で、12月10日に募集を締め切る。(瀬戸内千代)

    募集対象は、「豊かな海や水産資源を未来へつなぎたいという想いや課題解決のためのアイディア」を持つ起業家。これから起業する人だけでなく、既存のビジネスモデルにブレイクスルーを見出したい経営者も含む。前回は愛媛、京都、東京など全国から20-30代の起業家が参集し、「つながり高め合う」関係を築いた。

    第2期のプログラムの実施日は12月22~24日、1月20・21日、2月10・11日、3月17日の4セット計8日間。東京・目黒区のコワーキングスペース「Impact HUB Tokyo」に集まって互いの事業案を磨き合う。この他の日もオンラインで交流・研修を続ける。

    Hub Tokyoは起業家仲間との出会いやチームで課題に向き合う場を提供し、分野を問わずベンチャー企業の立ち上げを支援してきた。WWFジャパンと共同で開催する水産に特化したプログラムは今年1月に始動。第2期は最大約8事業者を支援する。

    今回は日程を増やし、より幅広い分野から4人のメンターを招く。資本政策や財務分野のセッションを加え、前回以上にプログラム終了後の事業成長を見据える内容にしたという。

    第1期生との交流や、その一人である松井大輔・DRESSNESS(東京都・世田谷区)代表取締役が率いるレストラン「BLUE」からのケータリングなども予定している。

    ファシリテーターを務めるHub Tokyoの岩井三咲プログラムマネージャーは、「第1期の反響があり、さらにパワーアップしたプログラムを提供できることになった。初回からのネットワークを引き継ぎながら、水産起業家コミュニティーの構築も図りたい」と語った。

    オンライン説明会実施日
    11月28~30日、12月5・7・8日

    第1回募集時の様子はこちら

    第1回発表会の様子はこちら

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    瀬戸内千代(せとうち・ちよ)

    海洋ジャーナリスト。雑誌「オルタナ」編集委員、ウェブマガジン「greenz」シニアライター。

    1997年筑波大学生物学類卒、理科実験器具メーカーを経て、2007年に環境ライターとして独立。自治体環境局メールマガジン、行政の自然エネルギーポータルサイトの取材記事など担当。2015年、東京都市大学環境学部編著「BLUE EARTH COLLEGE ようこそ、「地球経済大学」へ。」(東急エージェンシー)の編集に協力。

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