• 公開日:2017.05.12
WWFとホテル業界、食品廃棄物削減に着手
    • Libby MacCarthy

    食料生産は、人間の活動の中でもっとも環境負荷が高いといわれている。また、その生産物を消費するホテルなどの飲食業界では、大量の食品廃棄物が出る。世界自然保護基金(WWF)はこのほど、アメリカ・ホテル&宿泊協会(AHLA)などと共同で、新プロジェクトを立ち上げた。環境保護と「食の安全保障」を目的とした食品廃棄物削減が注目を集めている。(翻訳・編集=笈川一)

    Image Credit: Landmark London

    食品廃棄物を減らすこのプロジェクトに企業が投資すれば、14:1の投資収益率(ROI)が期待できるようになり、政府や企業、ひいては個人からも食品廃棄物の削減は注目を集めている。

    現在、アメリカ国民は、40%もの食料を浪費しており、特に廃棄の度合いが大きいホテル業界の改革が急務となっている。
    世界自然保護基金(WWF)はこのたび、アメリカ・ホテル&宿泊協会(AHLA)とロックフェラー財団の支援を受け、試験的に新プロジェクトを立ち上げた。大量の食品廃棄物が出てしまうホテル業界を改革する一連のプログラムを作り出そうというのだ。

    すでにヒルトンやハイアット、インターコンチネンタルホテルグループなど、世界の巨大グループがこのプロジェクトへの参加を表明している。この新プロジェクトが食品管理のより良い戦略策定に結びつけば、飲食業界全体すら変える可能性を秘めている。

    このプロジェクトは、ロックフェラー財団の「イールドワイズ イニシアティブ」の支援を受けている。このイニシアティブは、農・水産物等が生産された時点から発生するロスを減らして、2030年までに世界の食料廃棄を現在の半分にすることを目指している。

    WWFで食品廃棄物問題を担当するピート・ピアソン氏はこう語る。

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