• 公開日:2022.05.02
これからのサステナビリティ経営を見通す一冊 『2030年のSX戦略』(PwC Japan)
  • サステナブル・ブランド ジャパン編集局

急速に変化し続ける世界で、これからの企業経営はどのような道筋を辿るべきか。『2030年のSX戦略』は、未来を予測し、起こりうるリスクに備え、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション:環境価値・社会価値と経済価値を両立させる(儲かる)企業経営への転換)を確実に実行していくための“手引き書”だ。

『SXの時代』(日経BP)から1年、PwC JapanグループでSXを総合支援する専門組織「サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス」が上梓した本書。2030年頃までの約10年間にサステナビリティに関して何が起こりうるのかを予測する「未来の見方」を読者が会得できるよう解説、世界の企業動向とともに業界別の未来を予測し、企業が向かうべき具体的指針を示している。

前書同様に、今回も「規制・ソフトローを先読みするための三つの視点」「未来を予想する際の注意点」など全章にわたりHOWに重点を置き、サステナビリティ経営の実践に役立つ内容となっている。

『2030年のSX戦略-課題解決と利益を両立させる次世代サステナビリティ経営の要諦-』

近年、気候変動や人権、生物多様性といった企業を取り巻くサステナビリティアジェンダが広がるとともに、それらに対応する国際的な規制が進展し、サステナビリティ経営の実現は喫緊の課題となっています。日本企業においてもサステナビリティ経営に向けた変革である「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」の必要性についての理解は進み、自社の長期的な成長に不可欠な経営課題として検討が始まっています。

2021年4月にPwC Japanが発刊した書籍『SXの時代』は、SXの具体的な手法に特に重きを置き、サステナビリティ経営の全体像や、「トレードオフからトレードオン」にビジネスモデルを転換する具体的な取り組みを、豊富な事例とともに示すことで、企業の経営トップや役員からも大きな反響をいただきました。その一方で、「いつまでに何をすればいいのかより具体的に知りたい」といったご要望もいただきました。

本書では、2030年までの近い未来にサステナビリティ領域に関して起こりうる世の中の動きを、業界別に示したうえで、未来のサステナビリティ経営の指針となりうる2つのフレームワークと、投資判断の考え方を提示します。

<主な内容>
■パート1 「サステナビリティ経営の基本」
サステナビリティ経営の基本について解説するとともに、これまで寄せられた成長や資本主義への疑念、テクロノジー信奉など多岐にわたる疑問にお答えします。そして、SXを実現するためのフレームワークをわかりやすく解説します。
■パート2 「2030年の業界別SX戦略」
これから10年の間に大きな変化が予想される4業界(食品・飲料、製造、金融、エネルギー)について、シナリオプランニングの手法を用いて起こりうる複数の未来を検討するとともに、2030年までの各業界の見通しを踏まえ、企業が成長を最大化し、リスクを最小化するためのSXの方程式を提示します。
■パート3 「SX先進5社の経営者インタビュー」
この先10年の未来にどのようシナリオを想定し、どんなスピード感で改革に取り組もうとしているのか、サステナビリティ経営先進企業を率いる経営者の考えを紹介します。

PwC Japanグループは本書を通じて、企業の経営層をはじめ、社会の成長を担う全ての人々が、サステナビリティ経営の本質、SXの必要性、SX実現のための具体的手法を理解し、ビジネスの力でより良い社会を築く「本物のサステナビリティ経営」の能動的・主体的な推進を支援してまいります。

<目次>
-パート1 「サステナビリティ経営の基本」
第1章  未来を創る-残された時間はわずかしかない-
第2章  サステナビリティ経営についての疑問に答えます!
第3章  未来を考える枠組み

-パート2 「2030年の業界別SX戦略」
第4章  食品・飲料業界
       -原材料の安定的確保に道筋をつける
第5章  製造業界
       -サーキュラー化と人権配慮のサプライチェーン構築が急務
第6章  金融業界
       -規制対応と成長をどう両立させるか
第7章  エネルギー業界
       -「脱・化石燃料」はどこまで進むか

-パート3 「SX先進5社の経営者インタビュー」
第8章  先進企業トップが語る2030年のSX戦略
ロバート・スワーク氏(ABNアムロ銀行) /エド・ダニエルズ氏(シェル)/時田 隆仁氏(富士通) /アリステア・ドーマー氏(日立製作所) /西井 孝明氏(味の素)

書籍情報
出版社:日経BP
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
著者:PwC Japanグループ 坂野俊哉、磯貝友紀
仕様:400ページ

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