• 公開日:2018.09.28
大戸屋など「スマートミール」認証、健康寿命を延伸
  • 辻 陽一郎

大戸屋のスマートミール認証メニュー「四元豚とたっぷり野菜の蒸し鍋定食」

日本栄養改善学会、日本給食経営管理学会など10団体は、健康寿命の延伸を実現するため、外食などの飲食店メニューを「スマートミール」として認証する取り組みを始めた。第一回認証取得事業者は外食部門では、大戸屋やモスフードサービス、丸の内タニタ食堂など全国25事業者。健康に資するバランスの取れたメニューを、禁煙など健康的な環境で提供することや、スマートミールを説明できる人が店内にいることなどが要件となる。(辻陽一郎)

「健康な食事(スマートミール)・食環境」認証制度を始めた背景には、国民医療費が40兆円を超え、いかにして健康寿命を延ばすことができるかが喫緊の課題となっていることがある。

スマートミールは、総エネルギー量やたんぱく質、脂質、炭水化物のPFCバランス、食塩量などが基準に収まるバランスの取れた食事をいう。外食や中食だけでなく、社員食堂も対象で、社員の健康づくりを食の面から支援する狙いもあるという。

国内の食料消費をみると、約8割が外食と加工品という実態が農林水産省の「食料消費の動向調査」で明らかになっている。 そのため、外食や中食でも健康に資する食事選択ができることが必要であり、環境整備や情報の整備を行うことが、今回のスマートミール認証の目的だ。

第一回の認証取得は、外食部門25事業者、中食部門は11事業者、給食部門は34事業者となった。大戸屋では、「四元豚とたっぷり野菜の蒸し鍋定食」(外食部門)と、「鶏むね肉と野菜の香辛だれ弁当」(中食部門)の2品が認証を受けた。

大戸屋ホールディングスの広報担当者は、「栄養バランスのとれた食事を提供していることをより分かりやすくお客様に伝えるために、認証に応募した。店舗ではスマートミールに該当するメニュー以外もエネルギー量や食塩相当量、使用食材を食品群別に色分けしたグラフを表示するなど『大戸屋の定食バランス』をわかりやすくお伝えすることを目指している」と語った。

written by

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

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