• 公開日:2017.04.10
  • 最終更新日: 2025.03.21
熊本弁おしゃべり自販機で復興支援―ダイドードリンコ
    • 松島 香織

    益城町の小学生が手書きした「熊本がんばっけんベンダー」

    ダイドードリンコは、自動販売機を通じて熊本地震の復興支援をしている。熊本放送とコラボし、熊本弁で元気におしゃべりする自販機「熊本がんばっけんベンダー」を開発した。金銭投入時や商品選択ボタン押下時に「飲んで元気ばだしていくバーイ!」などとおしゃべりする。4月10日現在、自販機は熊本県内に200台設置、年度内に設置台数600台を目指す。(オルタナ編集部=松島 香織)

    「熊本がんばっけんベンダー」は、2016年10月から熊本放送と始めたコラボ企画「がんばっけん!くまもと元気にプロジェクト」の取り組みのひとつだ。一部の自販機には、「愛する熊本」をテーマに地元の人が描いたイラストをラッピングしている。

    同社は、祭りを通じた地域活性やきずな作りなどを目指し、15年前から「日本の祭り」をサポートしてきた。行政や地域と一緒に取り組んだその数は、累計378件に及び、ドキュメンタリー番組を制作しテレビで放送するなど、メディアで発信している。

    「『日本の祭り』から、今回の熊本放送とのコラボにつながりました」と、コーポレートコミュニケーション部広報・CSRグループの正本肇(はじめ)マネージャーは説明した。「何か支援できることはないか」を一緒に考え、熊本放送は自販機に入れるタレントの声の提供したり、ラジオ番組で自販機を紹介するなどしているという。

    「熊本がんばっけんベンダー」はさらに、400台の導入を年度内に目指している。「自販機のオーナーに積極的に交渉するなど、当社が出来ることで、継続的に復興支援をしていきたいと考えています」と正本マネージャーは話した。

    written by

    松島 香織(まつしま・かおり)

    サステナブルブランド・ジャパン ニュースサイトの立ち上げメンバーとして参画。その後2022年12月から2025年3月まで、デスク(記者、編集)を務める。

    News
    SB JAPAN 新着記事

    文京区とイノカ、中高生の好奇心と未来を育む「アクアベース」オープン 
    2025.05.16
    • ニュース
    • #ウェルビーイング
    • #生物多様性
    AIが可視化するサステナビリティのリアル
    2025.05.16
    • ニュース
    • #情報開示
    • #AI
    サステナビリティを社内外に浸透させるためのポイントと哲学とは? 
    2025.05.15
    • ニュース
    • #ブランド戦略
    英CBIが「代替タンパク質基準」を策定 投資拡大を促す起爆剤となるか
    2025.05.15
    • ワールドニュース
    • #ファイナンス
    • #ESG投資

    Ranking
    アクセスランキング

    • TOP
    • ニュース
    • 熊本弁おしゃべり自販機で復興支援―ダイドードリンコ