• 公開日:2023.06.30
「青い、地球の、課題。」テーマに自由な発想を――高校生の研究を支援するIHRPが2023年度の参加者募集
  • サステナブル・ブランド ジャパン編集局

高校生の型にはまらない研究を支援する、IHRP(Interdisciplinary High School Research Program)が、「青い、地球の、課題。」をテーマに2023年度の参加者を募集している。IHRPは、世界各地で活動する大学生が運営するNPO法人で、未来の担い手である高校生に、自身が考える社会・ 環境課題に対し、さまざまな研究分野の視点から本格的な学術的手法を用いてアプローチするプログラムを提供。選考を通過した高校生は、全国各地の大学研究室への配属が可能になったり、研究に必要な資金提供などが受けられる。また交通費等による地域格差が生じないよう、首都圏から離れた地域の高校生には奨学金制度もある。

今年のテーマの「青い、地球の、課題。」には、成熟していない「青い」という意味、つまりまだ知られていない技術や課題などの意味が込められている。また、海や空などの青さから連想される環境・社会課題なども含まれ、「青」に関して自由な発想から生まれた研究テーマ(課題)を募集中だ。

日本国内在住の高校生や高専生なら誰でも応募でき、エントリーの締切は7月8日。応募にはエントリーフォームと応募フォームの両方の提出が必須となり、エントリーフォーム提出後応募フォームにアクセスできるようになる。

7/3付でエントリーは「7月19日」に延長。

選考を通ると、8月に参加者全員が対面で集まるキックオフを兼ねたキャンプに参加。その後10月までは研究者や専門家から学び、それ以降は具体的なプロポーザルを作成して研究を進める。12月には再度キャンプを行い、参加者同士の対話や議論を深めた上で各自が研究論文を完成させる。その後、翌年2月に開催される「サステナブル・ブランド国際会議2024東京・丸の内」で成果を発表する流れになっている。

応募要項など、詳細とエントリーはホームページ
https://ihrp-japan.org/ihrp2023/

【問い合わせ先】
特定非営利活動法人IHRP
Email:contact@ihrp-japan.org

【関連記事】
高校生が描く30年後の未来、「異分野融合」で実現目指す
https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1215449_1501.html

Related
この記事に関連するニュース

「適応と加速」――SBサンディエゴ 2025に見るサステナビリティの今
2025.11.04
  • SBコミュニティニュース
  • #リジェネレーション
牛の幸せを追求する“正しい酪農”と経営の両立を模索――岩手「なかほら牧場」
2025.10.16
  • ニュース
  • #エシカル
  • #リジェネレーション
  • #エコシステム
よく見かける「レジリエンス」ってどういう意味? 定義と用例をチェック
2025.09.11
  • ニュース
  • #リジェネレーション
ランセット、プラスチック汚染と健康のグローバル監視システムを始動
2025.09.02
  • ワールドニュース
  • #リジェネレーション
  • #プラスチック

News
SB JAPAN 新着記事

【編集局コラム】SBSA、4年越しに参加者からメンターへ パワフルな姿から感じる高校生の強み
2025.12.05
  • コラム
  • #地方創生
価値観が変化する今、「世の中の当たり前を覆すイノベーション」をZ世代が議論
2025.12.04
  • SBコミュニティニュース
  • #イノベーション
  • #行動変容
「最も権威ある環境賞」アースショット賞2025受賞5団体をチェック
2025.12.04
  • ニュース
  • ワールドニュース
  • #気候変動/気候危機
  • #カーボンニュートラル/脱炭素
【続・ビジネスと人権】第4回 経営層に「人権尊重」の重要性が伝わらず、リソースも不足…どう伝える?
2025.12.03
  • コラム
  • #人権

Ranking
アクセスランキング

  • TOP
  • ニュース
  • 「青い、地球の、課題。」テーマに自由な発想を――高校生の研究を支援するIHRPが2023年度の参加者募集