• 公開日:2022.06.16
カンボジアの子どもたちに「笑顔」を届ける写真展、開催
  • サステナブル・ブランド ジャパン編集局

4月23日にnest [SB Japan Youth Community]の第1回キックオフミーティングが行われました。 nest [SB Japan Youth Community]とは、Z世代のチェンジメーカーが集うプラットフォームのこと。そのメンバーである大学2年生で、週末はカメラマンとしても活動している新井躍大さんが、2022年6月18・19日にさいたま市で『写真展gift 「ここから始まる物語」』を開催します。

あるNPO団体での活動をきっかけに新井さんが初めてカンボジアを訪れたのは、高校2年生の時。「当時の自分はカンボジアに対して“紛争”“虐殺”“貧困”などのネガティブなイメージを持っていました。ところが実際に訪れてみたら、現地の人たちが笑顔でむかえいれてくれました。特に子どもたちの笑顔が印象的で」と語ります。

当時から独学でカメラマンをしていた新井さんは、そんな子どもたちの笑顔を写真におさめました。帰国後、それらの写真が評判となり、高校の先輩のつてもあり、1冊の写真集にまとめられることとなりました。

そして、新井さんが初めてカンボジアを訪れてから2年と少し……。あのとき自分に笑顔をくれたカンボジアの子どもたちに届けられる「gift」はないだろうか。そう考えた新井さんは、再びカンボジアを訪れる決意をしたのです。

「当初、写真集はお世話になった人たちに配るつもりでいて、売ることは考えていませんでした。でも、僕に笑顔をくれた子どもたちのためにできることを考えた時、写真展を開催して、売れた写真集の収益を再び自分でカンボジアを訪れて本当に子どもたちに必要なもの喜ぶものを購入して寄付をしようと思いました」(新井さん)

写真集は1冊1000円(税別) 。

自分ではなかなか足を運ぶことがかなわない海の向こうの子どもたちの笑顔のために、あなたにできる「gift」について少し考えてみてはいかがでしょうか?

info
写真展gift 「ここから始まる物語」
2022年6月18・19日
11:00-17:00
さいたま市大宮区浅間町2-45-2
(大宮区役所目の前のベーグルラパンのお店の前のスペースで開催)

新井躍大プロフィール
2002年埼玉県熊谷市生まれ、小学生のころ、独学で写真を始める。高校在学中、カンボジアを訪れたのがきっかけとなりフォトジャーナリストを志す。現在は大学でアラビア語を専攻し、主にアジア地域の情勢を学んでいる。全日本写真文化協会主催「全国展」優秀賞(2018年)受賞、日本写真家協会主催JPS展入選(2020年)。

Related
この記事に関連するニュース

【ビジネスと人権コラム】第1回 人権尊重に取り組むと何か“良いこと”があるの?
2025.09.08
  • コラム
  • #人権
  • #ダイバーシティー
紛争下の教育を守るために――サヘル・ローズさんが語る「学校保護宣言」の必要性
2025.09.05
  • ニュース
  • #人権
米国、新疆ウイグル輸入規制から3年 その効果とは 
2025.09.04
  • ワールドニュース
  • #サプライチェーン
  • #人権
子ども・若者の声をどう社会実装するか 重責を担うこども家庭庁の現場を見る 
2025.08.26
  • ニュース
  • #人権

News
SB JAPAN 新着記事

排出量削減に苦慮する航空業界の切り札となるか 有望なイノベーション5選
2025.09.16
  • ワールドニュース
  • #イノベーション
  • #気候変動/気候危機
  • #テクノロジー
  • #カーボンニュートラル/脱炭素
Z世代がリードする気候変動時代の課題解決 世界で活躍する若き起業家たち
2025.09.12
  • ワールドニュース
  • #イノベーション
  • #気候変動/気候危機
【編集局コラム】自然との境界線が溶け合う。スリランカのホテルで考えた「本当の快適さ」
2025.09.12
  • コラム
  • #ウェルビーイング
  • #生物多様性
よく見かける「レジリエンス」ってどういう意味? 定義と用例をチェック
2025.09.11
  • ニュース
  • #リジェネレーション

Ranking
アクセスランキング

  • TOP
  • ニュース
  • カンボジアの子どもたちに「笑顔」を届ける写真展、開催