SDGsが企業価値の評価基準に
SB 2018 Tokyo
左から、住友化学の新沼氏、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の吉高氏、一橋大学大学院の名和氏、伊藤園の笹谷氏
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サステナブル・ブランド国際会議2018東京で開催された「ESG/SDGs時代における共有価値の創造」セッションには、進行役として伊藤園の笹谷秀光常務執行役員CSR推進部長、スピーカーとして一橋大学大学院国際企業戦略研究科の名和高司特任教授、住友化学の新沼宏常務執行役員、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の吉高まり主任研究員が登壇した。(オルタナ編集部)
吉高主任研究員は「GPIFの運用資産は約140兆円。この資産は資産運用会社に運用を任せている。GPIFがPRIに署名したことで、資産運用会社も遵守が求められるようになった」と話す。さらに「世界共通言語としてSDGsの17目標は、企業価値を測定する総合評価の一つになっている」と続けた。
名和特任教授はCSVに取り組む意義として、「売り上げが上がる」「コストが下がる」「リスクが下がる」「(ブランド、知識、ネットワーク、人名和特任教授はCSVに取り組む意義として、「売り上げが上がる」「コストが下がる」「リスクが下がる」「(ブランド、知識、ネットワーク、人材の)価値が上がる」の4つを挙げた。「いずれも無形のものだが、長期的な目線で見ていくことで企業価値につがなる」と語った。
伊藤園の笹谷常務執行役員は「日本の持つ良い仕組みと、CSV・ESG・SDGsの考えをうまく組み合わせ、日本から世界に向けて取り組みを発信していけるのではないか」と期待を込めた。