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日清食品、従業員の睡眠時間に応じてNGOに寄付へ

日清食品ホールディングスは12月4日から、WFP(国連世界食糧計画)などが実施する子どもの支援事業に寄付する「六十年寝太郎プロジェクト」を開始する。従業員の睡眠時間や残業の削減目標の達成状況に合わせて寄付の金額を決める。生活習慣の改善や生産性の向上などの「働き方改革」を促進しながら、同社が2008年から掲げる「50年間に100の社会貢献を実施する:百福士プロジェクト」の達成を目指す。(オルタナ編集部=小松遥香)

「百福士」とは、社会貢献活動に力を入れていた創業者・安藤百福氏の志を受け継いだ社員のことを意味する。安藤氏は、第2次世界大戦後に飢えで苦しむ人たちを見て、食の大切さを感じ、お湯があればすぐ食べられるラーメンをつくることを心に決め、インスタント麺「チキンラーメン」を発明した。

日清食品は来年、創業60周年を迎える。今回、60周年にちなみ、同グループの従業員400人の累計睡眠時間が60年分(53万1000時間)に達すると、WFP「学校給食プログラム」に60万円、「子供の未来応援基金」に40万円を寄付する。

このほかに、グループ全社の各部署が立てた残業時間の削減・有休取得率の目標の達成割合に応じて、最高40万円を追加でWFP「学校給食プログラム」に寄付する計画だ。

睡眠時間や睡眠の質の計測は、参加を希望した400人に腕時計型のウェアラブル活動量計をつけてもらい、行うという。同社は従業員に睡眠状態を把握してもらい、睡眠の質を上げることで、生活習慣の改善と生産性の向上を目指したい考えだ。さらには、期間中、社内のイントラネットで特設サイトを開き、快眠のための情報などを掲載し、睡眠の質向上をサポートする。

今回の「六十年寝太郎プロジェクト」で百福士プロジェクトは21回目を迎える。同プロジェクトは毎回、日清食品グループが大切にしている4つの思考、「クリエイティブ」「ハッピー」「ユニーク」「グローバル」を意識して日清食品らしいものにすることを考え、企画されているという。

日清食品HD広報部CSR推進室の角田伊久子室長は、「一人でも多くの社員が参加でき、『未来の創造』『未来の食』『未来の地球』『未来の健康』『未来の子供たち』につながるプロジェクトになるよう努めている」と語った。

小松 遥香

オルタナ編集部。アメリカ、スペインで紛争解決・開発学を学ぶ。趣味は、大相撲観戦と美味しいものを食べること。