• 公開日:2016.07.04
エネ庁、省エネファッションを「デニム」で表現
    • 池田 真隆

    Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 A/Wのイベントで、プロジェクトについて説明する井浦さん(3月14日、渋谷ヒカリエ)

    資源エネルギー庁は、省エネファッションを推進するキャンペーン「SAVE THE ENERGY PROJECT」を立ち上げた。ファッションを通じて、消費者の省エネ意識を向上させることが狙い。今年度はデニムを前面に出し、表現を工夫した。同プロジェクトのアンバサダー井浦新さんに狙いを聞いた。

    同プロジェクトでは、ファッション業界の省エネルギーの取り組みを推進し、生活者の意識改革を促す。資源エネルギー庁は省エネ推進活動を行ってきたが、民間のアパレル企業と連携して、より一層の拡大を目指す。

    アンバサダーには俳優の井浦新さんが就任した。井浦さんは自身でもブランド「エルネスト・クリエイティブ・アクティビティ(ELNEST CREATIVE ACTIVITY)」のディレクションを手掛けるなど、ファッションには精通している。

    井浦さんは、「ファッション業界は、つねに新しいモノをつくらなくてはいけないという建前的な習慣にとらわれすぎて、省エネに対しての意識はとても遅れている」と指摘する。

    「もうすでに作り手がつくりたいものをつくる時代ではなく、つくりたいものを踏まえて、社会に向き合わなければいけない時代」とし、省エネや資源の再利用などを呼び掛けた。

    written by

    池田 真隆(いけだ・まさたか)

    株式会社オルタナ オルタナ編集部 オルタナS編集長

    1989年東京都生まれ。立教大学文学部文芸思想学科卒業。大学3年から「オルタナS」に特派員・インターンとして参画する。その後、編集長に就任し現在に至る。オルタナSの編集及び執筆、管理全般を担当。企業やNPOなどとの共同企画などを担当している。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。

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