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韓国

サムスン、プラスチック包装を持続可能な素材へ転換

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韓国サムスンのプラスチック包装

韓国サムスンは1月27日、携帯電話やタブレット、家電製品などの包装材を削減する一方、包装材料についてはプラスチックから紙や生分解性プラなど持続可能な素材に置き換えると発表した。置き換えは2019年前半から始める。紙については2020年までにFSC(森林管理協議会)など環境団体の認証を受けた繊維素材だけを使用する予定。同社は2030年までに、2009年からの累積で再生プラ50万トンの使用、また廃棄製品を750万トン回収するという目標を掲げている。(オルタナ編集部=堀理雄)

同社は製品の包装を刷新するアイデアを生むために、デザインや開発、マーケティングなどを含む社内チームをつくり、改革に取り組んでいる。

携帯電話やタブレットのケースをプラスチックトレーからパルプ素材に変更し、付属品は環境に配慮したバッグに入れる。充電器は表面のツヤを消すデザインに変更してプラスチックの保護フィルムをなくすという。

テレビや洗濯機などの家電製品や台所用品については、表面を保護するビニール袋を、再生プラや、生分解性プラで作られた袋に置き換える。

製品の説明書や包装材に使用する紙については、2020年までに、FSCやPEFC、SFIといった環境に関する国際組織からの認証を受けたものだけを使用することを決めた。再生プラ使用量や廃棄製品の回収量の目標を含め、環境循環型の方針のもとにこれらの取り組みを進めていくとしている。

同社のグローバル顧客満足センター長であるGyeong-bin Jeon氏は「資源のリサイクルと製品による汚染の最小化に力を入れている。たとえコストが増えるとしても、環境的に持続可能な素材を採用していく」と述べている。