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マイクロソフトとダノン、農産品分野にサステナビリティ革命起こすAIスタートアップ支援へ

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米国サステナブル・ブランド編集局

マイクロソフトはダノンと共同で、複雑で地球規模の課題解決に取り組むAIの開発・販売を行うスタートアップを支援するアクセラレーター・プログラム「AI Factory」を実施している。同プログラムは、健康、環境/エネルギー、交通、金融サービス、農産食品の5つの主要な経済的、社会的課題の解決を目指すもの。すでにグリーン・エネルギーと健康をテーマにAI Factoryを実施しており、前者では仏電機大手シュナイダーエレクトリックと後者では英製薬大手アストラゼネカと連携してきた。 (翻訳=梅原洋陽)

今回のテーマは農産食品。サステナブル・フードと環境再生型農業を実現するために、AIを使ったソリューションを提供するスタートアップを支援する。

選ばれたスタートアップ6社は3ヶ月間のアクセレレーター・プログラムに参加し、マイクロソフトと農産食品大手ダノンから支援を受ける。ダノンは環境再生型農業への取り組みを進めている。

農産食品をテーマにしたAI Factoryでは、AIやクラウド・コンピューティングのイノベーションを促しながら、業界内のさまざまなセクターのデジタル化を進めて行く。スタートアップや研究者などのプレイヤーを結ぶ共同のイノベーションラボとして機能し、土壌の配慮やアニマル・ウェルフェア、農家支援など環境再生型農業とサステナブル・フード、廃棄物の最小化、そしてサプライチェーンの最適化などを目指す。

「ダノンでは、農業のシステムや食品のバリューチェーンを改善できるAIがあれば食品革命に貢献できると考えている。そのため、マイクロソフトとこのプログラムを開始できることを喜ばしく思う。食品や農業のような重要な領域では、共同のイニシアティブ、知識の共有、そしてより包括的でサステナブルな新たな解決策を探っていくことが大切だ」とダノンのセシル・カバニス副社長・CFOは話す。

農産食品のためのアクセラレーター・プログラム「AI Factory」に参加するスタートアップ6社は近々発表される予定だ。