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ユニリーバ、原料の詳細を開示―アレルギーなど対応

食品、ホーム&パーソナルケア用品の製造販売を行うユニリーバの主力ブランドのひとつ、ダヴ

ユニリーバは2月7日、シャンプーや洗剤などホーム&パーソナルケア製品の原材料の詳細情報をウェブ上で公表した。このような商品では通常明示しない「香料」の成分や、含まれる物質各々の働きをひと目でわかるようにし、アレルギー体質の消費者にも安全に商品を選択してもらう。一般消費財メーカーでこれほどの情報開示を徹底している企業は極めて珍しい。(クローディアー 真理)

各国で定められているラベル表示規定以上の製品情報提供を始めたユニリーバが、今回特にその開示に力を入れているのが「香料」だ。ラベルで具体的に記載している他の原材料同様、成分情報を明確にした。同社のウェブページ、「ホワッツ・イン・アワ・プロダクツ?(当社製品には何が入っているか?)」にアクセスすると、各商品中に0.01%以上含まれる、香りのもととなる物質すべてが公開されている。

例えば日本をはじめ多くの国で販売されている、ダヴ・ビューティークリームバー・ホワイトを検索すると、8種類の物質で香料が構成されていることがわかる。同ウェブページには、他の原料も列記され、消費者にわかりやすく説明された各々の働きを、クリックひとつで見ることができる。

アレルギー体質の消費者が、同社製品を購入する際に便利なツールもある。各自のアレルゲンをインプットするだけで、簡単に当該物質を含まない製品を探せるのだ。すでにヨーロッパで実施している、法規制に則った香料アレルゲンのラベル表示を、その必要がない米国でも、パーソナルケア製品に対し、自主的に行う予定だ。

デビッド・ブランチャード研究開発最高責任者は「今回の取り組みは、商品選択に必要な情報を消費者に十分に提供するという、当社のポリシーを実現したもののひとつ。透明性を追求し、ユニリーバと消費者の信頼関係を強めたい」とコメントした。米国、英国、オランダ、ドイツを皮切りに、他のヨーロッパ諸国でも同様のサービスを計画している。

クローディアー真理

ニュージーランド在住ジャーナリスト。環境、ソーシャル・ビジネス/イノベーションや起業を含めたビジネス、教育、テクノロジー、ボランティア、先住民マオリ、LGBTなどが得意かつ主な執筆分野。日本では約8年間にわたり、編集者として多くの海外取材をこなす。1998年にニュージーランドに移住。以後、地元日本語誌2誌の編集・制作などの職務を経て、現在に至る。Global Press所属。