• 公開日:2019.04.18
スタバ、タンブラーで使い捨てプラ削減キャンペーン

スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は4月22日から、使い捨てプラスチック削減の啓発キャンペーンを始める。地球環境について考え行動する22日の「アースデイ」に合わせ、全国1400店以上の店舗でタンブラーなどリユース容器の利用を消費者に呼び掛ける。同社が取り組む「『Reuse & Respect』サステナビリティプロジェクト」の一環だ。神奈川県内の店舗では「リユーザブルストロー」も販売する。(オルタナ編集部=堀理雄)

同社では、再利用可能なカップやタンブラーを持参した際に、飲料代から20円の値引きを行っており、年間約600万個のマイカップやマイタンブラーが使われている。使い捨て容器を使用した場合と比較すると、その分の資源が削減されたことになる。

キャンペーンでは、22日から24日までの3日間、店頭の看板や従業員が身に付けるバッジを通じて、それぞれのタンブラーへの思いやストーリーを紹介する。ツイッターやフェイスブックといったSNSも活用し、消費者からの投稿も受け付ける。

同社広報部広報チームの都築美央チームマネージャーは、「店頭での会話などをきっかけに、一人でも多くの方が普段より少し環境を意識してもらえたら」と話す。

スターバックスは昨年7月、2020年末までに全世界の店舗でプラスチック製のストローを全廃することを発表。日本では2020年半ばまでの全店舗での廃止に向け、代替品の検討を進めている。

「ストローの問題は第一歩。人びとの意識も高まっているなか、よりプラスチックの量も多いカップも含めてリユースの取り組みを広げていけるよう、さらにマインドセット(考え方や価値観)を高めていきたい」(都築マネージャー)

キャンペーンの一環として、神奈川県内の同社店舗(一部除く)では5月31日まで、再利用可能な「リユーザブルカップ」と「リユーザブルストロー」を販売する。

神奈川県内の店舗で販売する「リユーザブルカップ473ml」(左)と、「リユーザブルストロー&シリコンバッグ」

Related
この記事に関連するニュース

「高度な資源循環」後押しする制度設計を――キリン、サントリーなど8社が政策提言
2025.10.02
  • ニュース
  • #サーキュラーエコノミー
  • #資源循環
  • #プラスチック
環境対応はコスト?価値? カシオ、花王、三井化学、エコマークの挑戦に見る“最適解”
2025.09.30
  • スポンサー記事
Sponsored by 三井化学株式会社
  • #サーキュラーエコノミー
  • #ブランド戦略
  • #資源循環
  • #プラスチック
プラスチック条約交渉、またも合意ならず 打開策はどこに?
2025.08.18
  • ニュース
  • ワールドニュース
  • #サーキュラーエコノミー
  • #資源循環
  • #プラスチック
循環型経済に向けて、企業に求められることとは
2025.04.28
  • ニュース
  • #サーキュラーエコノミー
  • #プラスチック

News
SB JAPAN 新着記事

大学院不合格後、米国で考えた「サステナビリティと将来」
2025.11.13
  • SBコミュニティニュース
    建設業界は低炭素社会を築けるか? コンクリートに関する5つの最新技術
    2025.11.13
    • ワールドニュース
    • #イノベーション
    • #カーボンニュートラル/脱炭素
    10年後になくなるべきブランド PLASTICITY
    2025.11.12
    • スポンサー記事
    Sponsored by SUSCOM
    • #資源循環
    • #プラスチック
    「ものづくり大国」であり続けるためのまちづくりとは 高校生196人が議論
    2025.11.11
    • SBコミュニティニュース

      Ranking
      アクセスランキング

      • TOP
      • ニュース
      • スタバ、タンブラーで使い捨てプラ削減キャンペーン