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ブランドが社会とつながる、持続可能な未来へ  「サステナブル・ブランド ジャパン」 提携メディア:SB.com(Sustainable Life Media, Inc.)

ラッシュ、無包装の製品をアプリで情報提供し販売

デジタルと商品の融合を念頭にLushのアプリを開発したと話すトバイアス デジタル担当

英国化粧品メーカー、ラッシュの日本法人はアプリで製品情報を提供し、包装にプラスチックを使わないバスボム専門店を11月22日、東京・原宿にオープンした。店内では壁面に包装していないバスボムがギャラリーのようにディスプレイされ、顧客はスマホのアプリで商品をスキャンすると詳細な商品情報がわかる仕組み。同社は80年代から容器や包装を使わない形で商品を販売しており、同店でもプラスチックを全く使わずに製品を販売する。(箕輪弥生)

ラッシュジャパンがオープンした世界初のバスボムコンセプトショップ「LUSH 原宿店」は、入ったとたんにその色の洪水に圧倒されるようだ。限定アイテムを含む89種のバスボムが、照明で照らされた壁面にカラフルなグラデーションを描きながらディスプレイされる。

バスボムは「ネイキッド」と呼ばれる包装をされていない状態で提供され、顧客はそれを手に取って購入する。店内には商品説明もなく、通常のお店であるようなバスボムを溶かすシンクもない。お店のスタッフがバスボムのデモンストレーションをする代わりにあるのは、アプリだけだ。

商品にアプリをかざすと商品情報やバスボムが浴槽に溶ける様子などが映し出される

スマホのアプリで商品をスキャンするとAI(人工知能)が商品を自動認識し、詳細な商品情報やバスボムが溶けたときの様子がわかる動画を見ることができる。顧客は、ハッシュタグ「#LushLabs」を使い、SNS上で商品の感想やお店への意見を発信できる。

この仕組みを開発した同社のトバイアス・アルドン デジタル技術担当は「アプリを通じて収集した顧客からの感想やニーズなどを、新たな商品やショップの改善に生かす実験店だ」と、原宿店の位置づけを話す。

ラッシュでは不必要なプラスチック包装を省き、固形化した商品を裸の状態で販売する方法を80年代から開発し、国内では2014年から採用している。一般的に化粧品は、製造コストのうち約半分はパッケージが占めると言われているが、同社ではパッケージにかかるコストを削減して原材料に予算をかけ、あわせて廃棄物も削減するサステナブルな取り組みを続けている。

箕輪 弥生 (みのわ・やよい)

環境ライター・ジャーナリスト、NPO法人「そらべあ基金」理事。
東京の下町生まれ、立教大学卒。広告代理店を経てマーケティングプランナーとして独立。その後、持続可能なビジネスや社会の仕組み、生態系への関心がつのり環境分野へシフト。自然エネルギーや循環型ライフスタイルなどを中心に、幅広く環境関連の記事や書籍の執筆、編集を行う。著書に「エネルギーシフトに向けて 節電・省エネの知恵123」「環境生活のススメ」(飛鳥新社)「LOHASで行こう!」(ソニーマガジンズ)ほか。自身も雨水や太陽熱、自然素材を使ったエコハウスに住む。

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