ユースホステル協会、ひとり親家庭に旅の機会を提供
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日本ユースホステル協会はこのほど、全国の直営ユースホステル8カ所でチャリティープログラム「ユースホステルから旅を贈ろう」を実施した。一人一泊につき250円が寄付される仕組みで、国内外から1867人が参加、46万6750円を集めた。寄付金は、ひとり親家庭や障がい児など外出の機会が少ない子どもたちの無料体験プログラムに充てられる。(オルタナ編集部=吉田広子)
2017年は国連が定める「開発のための持続可能な観光の国際年(International Year of Sustainable Tourism for Development)」だ。そこで、日本ユースホステル協会も加盟する国際ユースホステル連盟は9月21日から27日、世界中のユースホステルで「より良い未来を作るために、私たちに何ができるか」を考えるイベント「Sleep for Peace」を開催した。
日本では日本ユースホステル協会がチャリティープログラム「ユースホステルから旅を贈ろう」を実施。集まった寄付金は、外出の機会が少ないひとり親家庭の子どもたちと障がい児の無料体験プログラムに充てられる。
12月2-3日には、社会福祉法人愛知県母子寡婦福祉連合会の協力のもと、犬山国際ユースホステル(愛知県犬山市)で、ひとり親家庭の家族を招待した無料宿泊プログラムが行われる。犬山市周辺在住のひとり親家庭 30人が対象で、野山での自然体験プログラムやクリスマスパーティーなどが開かれる。
2018年1月13日-14日には、立科白樺高原ユースホステル(長野県立科町)で知的・軽度発達障がい児を対象にしたスキースクールが無料で行われる。一人ひとりの希望や状況に合わせ、そり遊びや雪遊びなどを取り入れながら、原則マンツーマンでコーチが楽しく安全に指導するという。