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世界の大企業の男女平等比率、1位はH&M

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H&Mのビジネスコンセプトは、ファッションとクオリティを最良の価格でサステイナブルに提供することだ

米国のリサーチ団体レッド・ベター(LedBetter)が、世界の大企業234社における男女平等比率を表す指標を発表した。最も高いスコアを獲得したのは、スウェーデンのファストファッションブランド企業「H&Mグループ」だった。日本企業では最高のソニー(219位)など6社がランクインした。

同指標「レッド・ベター・男女同権インデックス(LedBetter Gender Equality Index)」では、フォーブスの「世界の最も価値あるブランド」ランキングとフォーチュン500の上位100社のリストから選ばれた、消費者ブランド約2000を展開するトップ企業の役員の男女比率が示される。

各企業は100点満点のスコアで男女同権度が算出され、全体の平均スコアが20.9となる中、H&Mグループは49.8(女性の役員比率は58%、マネジメント職は72%)を記録した。取締役会と経営陣に40%以上の女性が就く主要企業は9社にとどまった。

H&Mグループは、世界で約4000店舗以上(フランチャイズを含む)を展開しており、 社員数は約14万8千人を有する。すべての事業を経済、社会、環境の面でサステイナブルな方法で運営することをビジョンに掲げ、人種、宗教、学歴、性別などが問われることなく尊重され、公平かつオープンに様々な人を受け入れる職場環境を目指している。

なお、日本企業の最高位はソニーで219位だったほか、224位にトヨタ、同率最下位に任天堂と日産自動車がランクインしている。

枝松 麗 (えだまつ・うらら)

ライター・コピーライター。制作会社を経て、2002年よりライターとして独立。ナショナルブランドの広告をはじめ企業やNPOの広報誌、環境省の生物多様性プロジェクトなど、持続可能なライフスタイルを追求すべく環境・CSRの領域で取材・執筆を行う。