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ケロッグ、シリアルで「こども食堂」の支援を開始

子ども食堂を運営する
豊島子どもWAKUWAKUネットワーク代表栗林知絵子氏

日本ケロッグ(東京・港)はこのほど、豊島区にある「こども食堂」への支援を始めた。全国で、子どもたちに無料または格安で食事を提供する「こども食堂」の場が広がっているが、同社では自宅への持ち帰り用に子ども向けシリアルの無償提供を行う。これは2013年から同社が展開する朝食提供支援活動の一環で、これまで世界で寄贈した製品は14億食。同社では「こども食堂」への支援を全国に広げたい考えだ。

ケロッグでは、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが運営する「こども食堂」で、子ども向けシリアルの無償配布を始めた。同所では、自宅で夕食をとるのが難しい子どもたちに月2回夕食を提供しているが、その際に朝食分のシリアルも子どもたちに渡す。同NPO担当者は、「手軽なので子どもだけでも用意ができ、牛乳をかけると栄養的にも安心」と話す。

国内で貧困状態にある子どもの割合は6人に1人に上り、過去最悪を更新している。新潟県立大学の村山伸子教授(公衆栄養学)によると、貧困世帯の子どもの食生活の特徴として、「朝食の欠食頻度が多い」「家庭での野菜摂取頻度が少ない」などがあげられるという。

2014年に行った子どもの食生活調査では、特にたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの摂取量が少ないことも明らかになった(ケロッグアップデイトより)。このことは、子どもの成長や健康状態に影響するだけでなく、自立して健康的な食事をするスキルが形成されにくいと村上教授は警笛を鳴らす。

このためケロッグでは、成長期の子どもに必要なビタミンや鉄分に加え、特に大事な栄養素であるたんぱく質も取れる日本初の子ども向けシリアル「フロスティ 成長応援グラノラ」などの子ども向け製品を提供している。

これは2013年から同社が展開する「Breakfasts for Better Days」という朝食提供支援活動の一環の活動で、今後は全国の子ども食堂への提供を広げたい考えだ。
村上教授が自立的な生活スキルを高めるための食育も重要と指摘していることもあり、この夏には子ども食堂を利用する子どもたちを対象とした食育プログラムも計画している。

箕輪 弥生 (みのわ・やよい)

環境ライター・ジャーナリスト、NPO法人「そらべあ基金」理事。
東京の下町生まれ、立教大学卒。広告代理店を経てマーケティングプランナーとして独立。その後、持続可能なビジネスや社会の仕組み、生態系への関心がつのり環境分野へシフト。自然エネルギーや循環型ライフスタイルなどを中心に、幅広く環境関連の記事や書籍の執筆、編集を行う。著書に「エネルギーシフトに向けて 節電・省エネの知恵123」「環境生活のススメ」(飛鳥新社)「LOHASで行こう!」(ソニーマガジンズ)ほか。自身も雨水や太陽熱、自然素材を使ったエコハウスに住む。

http://gogreen.hippy.jp/