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電力自由化でグリーンピースが自然エネ推奨ガイド

今年4月に一般家庭向けの電力小売り自由化が始まったのを受け、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京・新宿、略称GPJ)はこのほど、「電力会社クリーン乗り換えガイド」をウェブ上で発表した。
価格だけを競う電力会社が多い中で、太陽光や風力などの自然エネルギーや脱原発などの意義を伝えることで、持続可能な電力の選び方を提案する。各電力会社の特徴や電源構成の情報も掲載し、乗り換えを考える人の参考になりそうだ。

今年4月の電力自由化で家庭向けの電力供給を開始している会社は4月21日現在、111社だが、どんな電源を使って発電しているか、その電源構成を公開したのは34社にすぎない。
一方、日本に先んじて自由化した欧州では、電源情報を明らかにすることが法制化されている。

例えばドイツでは、エネルギー事業法により、電力料金の請求書や広告に発電源の構成や、発電に伴うCO2排出量や放射性廃棄物量などを表記している。
日本で自然エネルギーが全発電量に占める割合は12.6%(2014年度、自然エネルギー白書調べ、大規模水力を含む)と、3割近いドイツなどに比べて大きく後れを取っている。

そのため、GPJは独自に電力会社クリーン度調査を行い、各電力会社の電源構成から原発や化石燃料の依存度、自然エネルギーへの関与度などを分析。その結果を今回の「電力会社クリーン乗り換えガイド」に反映させた。

ガイドでは、各電力会社の特徴を解説するほか、電力自由化で何が変わるか、原発と自然エネルギーのコスト比較、坂本龍一さんのコメントなどのコンテンツを掲載し、持続可能な電力を選びたい人に参考となる情報を提供する。

GPJのエネルギー担当の柏木愛氏は、「電力自由化は、電力会社を選択することで市民が自然エネルギーの増加に貢献できる大きなチャンス。今後も電力会社の情報公開に注目し、タイムリーにガイドを更新していきたい」と話す。

本ガイドは、同NGOが展開している自然エネルギーの電力会社へ乗り換えることを呼びかけるオンラインアクション「iSwitch-今だからクリーンな電気に"スイッチ"しよう」

への参加特典として提供している。

箕輪 弥生 (みのわ・やよい)

環境ライター・ジャーナリスト、NPO法人「そらべあ基金」理事。
東京の下町生まれ、立教大学卒。広告代理店を経てマーケティングプランナーとして独立。その後、持続可能なビジネスや社会の仕組み、生態系への関心がつのり環境分野へシフト。自然エネルギーや循環型ライフスタイルなどを中心に、幅広く環境関連の記事や書籍の執筆、編集を行う。著書に「エネルギーシフトに向けて 節電・省エネの知恵123」「環境生活のススメ」(飛鳥新社)「LOHASで行こう!」(ソニーマガジンズ)ほか。自身も雨水や太陽熱、自然素材を使ったエコハウスに住む。

http://gogreen.hippy.jp/