• 公開日:2018.09.30
「RE100加盟企業は利益率高い」環境NGOが報告書

国際環境NGOクライメイト・グループが発表した報告書

国際環境NGOのクライメイト・グループ(本部:英国)は9月25日、「RE100に加盟する企業は、非加盟の同業他社よりも利益率が高い」とする報告書を発表した。RE100は、事業の電力を100%再生可能エネルギーにする目標を掲げた国際イニシアチブで、各国企業が加盟する。報告書は、約3500社の2016~17年の財務指標について、RE100加盟企業と非加盟企業を比較。いずれの産業部門も加盟企業のほうが好成績であり、特にITや建設業などで差が顕著だった。(オルタナ編集部=堀理雄)

比較した財務指標は、企業の収益性を評価する際に重要となる純利益率とEBIT(利息と税引き前の利益)の2点。8つの産業部門ごとに、RE100加盟122企業と、非加盟3340企業とを比べた。

結果は、すべての部門でRE100加盟企業が好成績であり、その差は0.3から7.7%だった。特にIT、電気通信、建設、不動産といった部門でその差が大きかった。

報告書は、両者の因果関係を示唆するものではないとしつつも、企業の成長戦略の中心にサステナビリティを置くビジネスケースの重要性を強調。挑戦的な再エネ調達戦略の実施を推進することが、中長期的に企業の業務方針やビジネスモデルに大きな影響を与える可能性があると指摘している。

クライメイト・グループのヘレン・クラークソンCEOは、「エネルギーをスマートにすることと、ビジネスをスマートにすることは密接に関連している。温暖化による気温上昇を2℃以下に抑えるために、そうした取り組みが標準的なものとならなければならない。気候変動への取り組みをさらに早く進めていくために、多くの人々にこうした行動をとるよう求めたい」と述べている。

このほどRE100に、中南米やトルコからを含め7社が新規加盟し、合計152社となった(9月25日現在)。

日本からは、直近で9月に芙蓉総合リースが加盟した。総合リース会社としては国内で初めてとなる。

このほか、日本企業では、リコー、積水ハウス、アスクル、大和ハウス工業、ワタミ、イオン、エンビプロ・ホールディングス、富士通、丸井グループ、城南信用金庫、ソニーが参加している。

Related
この記事に関連するニュース

電力需要増と遅れる日本の再エネ投資 ブルームバーグのレポートが示すもの
2026.10.06
  • ニュース
  • #再生可能エネルギー
  • #気候変動/気候危機
  • #カーボンニュートラル/脱炭素
「未来が拍手することを、今。」ネスレ日本のサステナビリティ経営
2026.09.17
  • スポンサー記事
Sponsored by 三井化学株式会社
  • #再生可能エネルギー
  • #気候変動/気候危機
  • #カーボンニュートラル/脱炭素
「社会を動かすエンジンに」 報道畑出身のCSOが語るTBSのサステナビリティ
TBSホールディングス
2026.09.14
  • インタビュー
  • #再生可能エネルギー
  • #ウェルビーイング
  • #カーボンニュートラル/脱炭素
世界のトレンドは「石炭火力終えん」 中国・インドで52年ぶり同時減少
2026.09.09
  • ニュース
  • #再生可能エネルギー
  • #カーボンニュートラル/脱炭素

News
SB JAPAN 新着記事

地域の未来を自分たちの手で描く 東北6県の高校生140人が議論
2026.10.16
  • SBコミュニティニュース
  • #地方創生
世界の土地回復は2030年目標の10%にとどまる IUCN報告書
2026.10.15
  • ワールドニュース
  • #気候変動/気候危機
  • #生物多様性
Netflixでも描かれた「ブルーゾーン」 沖縄、長寿復活へ先人の知恵
2026.10.14
  • ニュース
  • #ウェルビーイング
  • #行動変容
  • #ツーリズム
第11回「サステナブル・ブランド国際会議 2027 東京・丸の内」開催決定 アーリーバード登録を開始
2026.10.13
  • ニュース
  • SBコミュニティニュース

    Ranking
    アクセスランキング

    • TOP
    • ニュース
    • 「RE100加盟企業は利益率高い」環境NGOが報告書