• 公開日:2017.01.13
東京都が備蓄食品を配布、防災と食品ロス削減意識を
    • 松島 香織

    防災と食品ロスは常に意識したい image credit:tyle_r

    東京都は2月末に賞味期限切れになる防災備蓄用のクラッカー約10万食を配布する。6日、小池都知事は定例会見で、防災備蓄食品を有効活用していくシステムを構築したいと話した。一般配布は都内のイベントなどで行い、都内の法人・団体は、5箱以上の引き取りを条件に、16日まで東京都のホームページから申し込みができる。防災と、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」削減について、考えてもらう狙いがある。(オルタナ編集部=松島 香織)

    防災備蓄を管理している福祉保健局が、昨年秋に環境局資源循環推進部に相談し、配布を実施することになった。ホームページからの申込数は、現在集計中だが、法人・団体からの問い合わせだけでなく、一般からも連絡があり、反響があるという。

    環境局資源循環推進部計画課の矢野和弘広報担当は、今後の具体的な予定はないとしながらも、「都の取り組みが多くの人に周知され、成果が出れば、今後も考えていきたい」と話した。

    一般配布(決定しているもの)
    ・恩賜上野動物園(1月28日、2月4日 約3万食)
    ・多摩動物公園(2月5日 約5000食)
    ・水素情報館 東京スイソミル(1月16日から2月25日 約1000食)
    ・チャレスポ!TOKYO(1月9日)、マラソン祭り(2月25日)等スポーツイベント(約3万食)
    ・2017冬耐震キャンペーン(1月26日建物の耐震改修工法等の展示会など)

    団体配布
    申込み:https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/form/bichiku.php

    詳細
    http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/01/05/02.html
    東京都ホームページ

    written by

    松島 香織(まつしま・かおり)

    2016年株式会社オルタナ在職中に、サステナブル・ブランド ジャパン ニュースサイトの立ち上げメンバーとして運営に参画。 2022年12月株式会社博展に入社し、2025年3月までデスク(記者、編集)を務めた。

    News
    SB JAPAN 新着記事

    Scope3の義務開示にどう対応すべきか 国と先進企業らが議論
    2025.07.04
    • ニュース
    • #情報開示
    • #サプライチェーン
    • #ステークホルダー
    環境意識の高い消費者の悩みを解消――「リジェネラティブ購入ガイド」を米NPOが公表
    2025.07.04
    • ニュース
    • ワールドニュース
    • #気候変動/気候危機
    • #リジェネレーション
    “サステナブル・スタートアップ”5社がソリューションと思いを発信
    2025.07.03
    • ニュース
    • #テクノロジー
    ホテル業界が食品廃棄の削減に挑戦 データ・連携・創造性を生かす
    2025.07.03
    • ワールドニュース
    • #フードロス
    • #サプライチェーン

    Ranking
    アクセスランキング

    • TOP
    • ニュース
    • 東京都が備蓄食品を配布、防災と食品ロス削減意識を