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  • 公開日:2016.12.22
  • 最終更新日: 2025.03.21
P&G、社内外に向けたダイバーシティ推進で受賞多数
    • 松島 香織

    古山陽子執行役員が講師を務め、社外の管理職に向けて研修プログラムを実施した。

    P&Gは経営戦略の一環として、「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」の取り組みを積極的に行っている。経営トップ直轄の啓発組織を立ち上げたり、取り組みで培ってきたノウハウを研修プログラムとして、企業・団体に無償で提供している。同社は1992年からダイバーシティ推進に取り組んでおり、その活動が評価され、「平成28年度東京都女性活躍推進大賞」や今年初開催の「JAPAN WOMEN AWARD 2016」など、多数受賞している。(オルタナ編集部=松島香織)

    ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みは、「多様性を尊重する企業文化」「多様な人材・働き方を支える制度」「多様な社員が活躍するためのスキル」の3項目で進めている。

    「ロケーションフリーデー」は、オフィス以外での勤務を可能にした制度だ。育児や介護の理由が無くても、月に5日間取ることが出来る。申請は上司にするだけだという。

    社員の多様性を尊重した柔軟な働き方と、ダイバーシティ推進のノウハウを社外に発信する取り組みが評価され、「平成28年度東京都女性活躍推進大賞」の産業分野で大賞を受賞した。

    「JAPAN WOMEN AWARD 2016」は、女性が働きやすい環境づくりを積極的に進めている企業と、その中で自ら積極的に活躍している女性を表彰するアワードとして、Forbes JAPANが開催した。

    ライフキャリア支援を含む人事制度の整備や、推進組織の設置などが評価され、企業部門の「活躍推進部門グランプリ」を受賞した。個人部門では滋賀工場の高木琴美工場長が「革新をもたらすリーダー賞」を受賞している。育児と両立させながら、高い成果を出す働き方が、女性活躍のロールモデルとして評価された。

    広報渉外本部の市川恵利広報担当は、「女性であるかどうかや、国籍の違いなどに関係なく、すべての人が自分の力をフルに発揮できることが、組織の財産となります。これからもダイバーシティの取り組みを促進していきます」と、コメントした。

    written by

    松島 香織(まつしま・かおり)

    サステナブルブランド・ジャパン ニュースサイトの立ち上げメンバーとして参画。その後2022年12月から2025年3月まで、デスク(記者、編集)を務める。

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