![]() トラックに200種類の食品を積み込み各地で販売する
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スーパー大手の西友(東京・北区)は7月29日、熊本地震の被災地域で移動販売を始めた。トラックに200種類の食品を積め込み、住民が日常の購入に苦労している被災地を中心に販売して周る。移動販売は大津町と御船町の仮設団地から始め、今後は要望に応じて、販売場所を拡大していく。
同社では、行政機関と連携し、移動販売車を利用した食品販売を展開する。大津町への移動販売は29日から行っており、「室仮設団体」、「南阿蘇村岩坂仮設団地」、「旧雇用促進住宅」の3カ所を周る。今後、訪問地域を拡大し、7カ所にする予定だ。販売日は火・金曜の週2回で、販売時間は9時50分から16時30分の時間帯で訪問する。
御船町への移動販売は8月6日から始まる。「高木」、「木倉」、「旧七滝中」、「七滝」、「小坂」、「陣」の6カ所を周る。将来的には15カ所に増やす予定だ。販売日は、月・水・木・土・日曜日の週5回。販売時間はこちらも9時50分から16時30分の間。
販売する商品は生鮮食品、調味料、飲料、インスタント麺、牛乳、パン、豆腐、玉子などの食品や惣菜など約200品目。食品は「サニー菊池店」(菊池市大字隈府北原)からトラックに積み込む。
同社の企業コミュニケーション部広報室に所属する遠山晴子氏は、移動販売を実施する地域について、「行政の要望、要請に基づいて、自治体と話し合って決めた」と話す。増やす地域に関しては、「地域の要望に基づいて拡大していく」とのことだ。
池田 真隆(いけだ・まさたか)
株式会社オルタナ オルタナ編集部 オルタナS編集長
1989年東京都生まれ。立教大学文学部文芸思想学科卒業。大学3年から「オルタナS」に特派員・インターンとして参画する。その後、編集長に就任し現在に至る。オルタナSの編集及び執筆、管理全般を担当。企業やNPOなどとの共同企画などを担当している。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。