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  • 公開日:2016.07.19
  • 最終更新日: 2025.03.21
伊勢谷友介氏とイトーキ、共同で社会的事業の共創基盤
    • 池田 真隆

    リバースプロジェクトとイトーキの記者会見、CSR/CSVの発展形として「CSW」を提唱した

    俳優の伊勢谷友介氏が代表を務めるリバースプロジェクト(東京・港)は6月、イトーキと組み、社会的課題を事業で解決する新基盤「CSW」(コーポレート・ソーシャル・ウィル)を立ち上げた。自社の企業理念をもとに新規事業をつくりたい事業者を集め、サポートする。第1弾は、教育研修と新規事業共創のためのプラットフォームを提供する。

    リバースプロジェクトはこの共同事業をCSW事業と名付けている。同社ではCSWをこう説明している。Corporateが目指すべき、より大きな「理念・志」という(Will)を共有(Share)し、互いの強みを社会(Social)のための価値に変革していく概念。CSR/CSVの発展形と位置づけ、共創していくことで社会的価値を拡大させていく。

    同プラットフォームは、会員制のコンソーシアムで、会員企業が新規事業を生み出す仕組み。さまざまな企業の新規事業担当者と提携し、社会的課題の解決策を共有する。同社の関根優作氏は、「企業が持つ豊富なリソースやアイデアを出し合い、社会的課題を解決する事業を創造したい」と話す。

    2016年冬から、事業者の募集を開始する。「10社程度を目指したい」(関根氏)というように、多くの会員を募るのではなく、少数精鋭で挑む。2019年をめどに、社会的課題の解決につながる新規事業を立ち上げる予定だ。

    リバースプロジェクトとイトーキは、「働く環境向上」をひとつのミッションに掲げ、新規事業開発に必要となるフレームワークの提供やアドバイザーによる助言、マーケット調査などの支援を行う。教育研修にも取り組み、社会的課題を解決していく人材を育成していく。

    written by

    池田 真隆(いけだ・まさたか)

    株式会社オルタナ オルタナ編集部 オルタナS編集長

    1989年東京都生まれ。立教大学文学部文芸思想学科卒業。大学3年から「オルタナS」に特派員・インターンとして参画する。その後、編集長に就任し現在に至る。オルタナSの編集及び執筆、管理全般を担当。企業やNPOなどとの共同企画などを担当している。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。

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