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芸人・滝沢秀一さん「ゴミ清掃から見るSDGs」をテーマに講演へ――14日にSDGsオンラインフェスタ開催

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SDGsオンラインフェスタ実行委員会

SDGsに関心がある全国各地の人たちがオンライン上で集まる国内最大級のSDGsオンラインイベント「SDGs オンラインフェスタ」が3月14日(日)に開催される。4回目となる今回は、SDGs講演として環境省サステナビリティ広報大使で、お笑い芸人でもあるマシンガンズの滝沢秀一さんが登壇し、兼業するゴミ清掃員の仕事を通じて感じるサステナビリティについて「ゴミ清掃から見るSDGs」をテーマに語るなど、コロナ禍での日常からSDGsを改めて考える機会にもつながると期待されている。(日景聡)

清掃現場で感じる持続可能性

コロナ禍を受けて、ゴミ清掃員の視点からも発信を続ける滝沢さん。感染拡大防止につながるゴミの出し方をTwitterでつぶやいたのをきっかけに、緊急事態宣言発令中の昨年5月には東京都の公式YouTubeチャンネルで、小池百合子東京都知事とオンライン上で対談。10月には初の環境省サステナビリティ広報大使に任命されるなど、現場視点でのメッセージに注目も集まっている。

今回14日のSDGsオンラインフェスタでは、東京都の最終処分場の寿命が50年、全国平均では20年と、いつまでもゴミを捨て続けられる訳ではない点などをはじめ、季節の果物や米が丸々家庭ゴミで捨てられているとのエピソードも紹介。驚きの家庭ゴミ実話に爆笑しつつ、身の回りでできるSDGsについて考えるきっかけになることも期待される。

奥さんの滝沢友紀さんが漫画を描いて一緒に出版した「ゴミ清掃員の日常」(2019年5月、講談社)では、「スイカのゴミが減って秋を実感」「ダンボール回収をしているとAmazonの勢いを肌で感じる」などのメッセージも紹介している滝沢さん。生活感のあふれる語り口も魅力で、SDGsオンラインフェスタの講演では、コロナ禍でゴミ収集の現場がどう変わってきているのかにも注目したい。

市民が企業にSDGs取り組みの提案も

コロナ禍で数多くのリアルイベントが中止になったことを受け、有志の呼びかけで昨年5月に初めて開催されたSDGsオンラインフェスタ。毎回全国各地、海外からも500名以上が参加し、2回目からは、一般参加者が企業や自治体にSDGs取り組みアイデアを提案する「SDGs提案グランプリ」が話題を呼んでいる。

今回14日のオンラインフェスタ当日は、ペットボトルではなく水筒を持ち歩きたくなるアイデアを募集するサーモス株式会社、国際的な森林認証制度「FSCマーク」の普及アイデアを募集するFSCジャパンなど、企業や団体4者に対して、審査を通過したファイナリストおよび優秀者など7~8組がSDGsアイデアをプレゼンで提案する予定。

ファイナリストの決勝プレゼン後には、オンライン参加者全員による投票が行われ、最終的にグランプリが決定される。斬新なアイデアから新たなSDGs連携が次々広がる可能性もあり、参加者一人ひとりが投票に参加して魅力的なアイデアを後押したい。

さらに、今回新たにアイデア募集が始まる「第3回提案グランプリ」の提案先には、食品ロス削減をテーマに、官庁や食品メーカーなどが名乗りを上げており、新たなSDGs提案の募集を開始する。誰もが身近な視点でSDGsプロジェクトの発案者になれるチャンスも広がっている。

進展する先行プロジェクトの発表や実践者講演も

このほか、午前10時からのイベント冒頭では、SDGsオンラインフェスタをきっかけに次々に連携の輪が広がる先行プロジェクト事例を発表する予定。「企業版ふるさと納税」も活用して、子育て中の困窮家庭を支援するだけでなく、飲食業の営業自粛で打撃を受けている生産者の支援にもつなげるという、卓球Tリーグ参加クラブの官民連携スキームを発表する。

また午後には、SDGs実践者講演として、ホップ栽培を通じた持続可能な農業と地域づくりをテーマ目指す株式会社BrewGood(岩手県遠野市)代表取締役の田村淳一氏、SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業採択を受けたSDGsとまちづくりを目指す北海道下川町SDGsアンバサダーの蓑島豪氏ら11組による講演やワークショップも行われる。

「第4回SDGsオンラインフェスタ」開催概要

イベント名:第4回SDGsオンラインフェスタ
開催日:2021年3月14日(日) 10:00~20:30
会場名:オンライン開催(途中入退場・再入場自由です)
参加費:無料
主催:SDGsオンラインフェスタ実行委員会
共催:一般社団法人 こども食堂支援機構
後援:内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」、一般社団法人PMI日本支部

「第4回SDGsオンラインフェスタ」タイムスケジュール

10:00~10:50 オンラインフェスタ発 SDGsプロジェクト発表
11:00~13:00 第2回 SDGs提案グランプリ~決勝~ および第3回提案先発表
13:00~14:00 休憩
14:00~14:55 SDGs講演「ごみ清掃から見るSDGs」滝沢 秀一氏 環境省サステナビリティ広報大使 
15:00~18:00 SDGs実践者講演
18:10~20:30 オンライン懇親会

日景 聡 (ひかげ・さとし)

神奈川県横須賀市出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手報道機関で海外経済ニュース記者、経営企画担当などを経て、現在は中小企業診断士として、中小企業へのSDGs浸透に力を入れている。

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SDGsオンラインフェスタ実行委員会
SDGsオンラインフェスタ実行委員会

オンライン上で出会った業種も異なる5名により構成される社会改善チーム。
それぞれが別の本業を持つ傍ら、社会を改善する手段としてSDGsオンラインフェスタというイベントの企画運営を行う。
居住地域もバラバラのため、打ち合わせは各人の仕事が終わった深夜の時間帯にオンラインで行われる。
オンラインでのコミュニケーションは密に取っているが、直接顔を合わせたことは2021年3月現在、一度もない。
実行委員会に加え、有志の広報やITのエキスパートが強力にサポートすることによりSDGsオンラインフェスタを開催している。

【サステナブル・ブランド ジャパンはメディアパートナーとしてSDGsオンラインフェスタを支援しています】