• 公開日:2018.01.29
GPIFが選ぶ「優れた統合報告書」に、オムロンや味の素
  • 辻 陽一郎

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は19日、「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」を発表した。GPIFの国内株式運用を受託する16機関が選び、オムロンや味の素などを高く評価した。オムロンを評価するポイントとしては「事業ごとに財務目標とサステナビリティ目標を併記し、 SDGsとの相関も説明」などをあげた。(辻陽一郎)

統合報告書は、売上高・利益などの財務情報と環境活動・社会活動などの非財務情報をまとめたもの。GPIFが2015年に、国連責任投資原則(PRI)に署名して以降、統合報告書を発行する企業も増えてきている。

GPIFは「統合報告書が企業価値向上のための建設的な対話のための重要なツールであり、運用受託機関と投資先企業の双方向でのエンゲージメントに有益と考えている」という。

2016年に「優れた統合報告書」を初めて公表し、今回は2回目。1回目と比べて「改善度の高い統合報告書」も新たに追加した。優れた統合報告書として特に評価が高かったのは、味の素、コニカミノルタ、オムロン、伊藤忠商事、丸井グループの5社。改善度の高い統合報告書は、大和ハウス工業、住友金属鉱山、オムロン、住友商事の4社の評価が高かった。

評価の理由には「トップマネジメントの長期ビジョンが明確に伝わる内容になっている。持続的な企業価値拡大のための付加価値創造プロセス、ビジネスモデルや非財務資本についてわかりやすく解説されている」や、「毎年深化している印象。新たに役員報酬ガバナンスの進化を詳述。ニーズが最も顕在化する4つの注力ドメインを特定し、課題から最終的な財務目標まで紐づけた開示を行っている」などがあげられた。

written by

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

Related
この記事に関連するニュース

迫るサステナビリティ開示の義務化 情報マネジメントの最適解とは
2026.03.13
  • ニュース
  • SBコミュニティニュース
  • #情報開示
日本企業のサステナビリティ報告、世界のステークホルダーへ響く「伝え方」とは
2026.03.10
  • ニュース
  • SBコミュニティニュース
  • #情報開示
【サステナの現場から】第7回 新菱冷熱「ずれ」を放置しないサステナ経営
2026.03.09
  • コラム
  • #情報開示
  • #ガバナンス
2025年CDP評価で日本企業が躍進 環境分野で世界をリードする存在に
2026.02.02
  • ニュース
  • #情報開示
  • #気候変動/気候危機
  • #生物多様性

News
SB JAPAN 新着記事

【編集局コラム】興奮と戸惑いの第1回から10年。SB東京は「会議」から「コミュニティ」へ進化した
2026.03.19
  • コラム
    BtoB企業は生活者をどう巻き込むか。「BtoBtoC」コミュニケーションの最前線
    2026.03.18
    • ニュース
    • SBコミュニティニュース
    • #ブランド戦略
    「幸せ」の意味を問い直す ウェルビーイングとプルラリティが切りひらく社会の設計図
    2026.03.17
    • ニュース
    • SBコミュニティニュース
    • #ウェルビーイング
    家庭料理を社会インフラへ KYOTOごはんサポーターが目指す、ケアの循環
    2026.03.17
    • インタビュー
    • #エシカル

    Ranking
    アクセスランキング

    • TOP
    • ニュース
    • GPIFが選ぶ「優れた統合報告書」に、オムロンや味の素