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国際NPOのCDPは24日、気候変動、水、森林の全体の分野における取り組みに関する質問書への企業の回答結果を分析、スコアリングした「CDP Aリスト 2017」を発表した。回答した企業は世界の主要企業3300社以上。3分野のすべてにおいて最高評価のAを獲得したのはユニリーバとロレアルの2社だった。日本企業では、「気候変動」と「水」の2分野においてソニー、トヨタなど6社がA評価を同時獲得している。(オルタナ編集部=沖本啓一)
気候変動分野の質問書に回答したのは世界で2359社。気候変動対策に最も優れるとして「気候変動Aリスト」に選定されたのは112社だった。このうち日本企業は以下の13社。
ソニー
住友林業
トヨタ自動車
キリンホールディングス
MS&AD インシュアランスグループホールディングス
SOMPOホールディングス
川崎汽船
小松製作所
三菱電機
ナブテスコ
富士通
コニカミノルタ
リコー
水分野の質問書に回答した企業は171社で、「ウォーターAリスト」に選定されたのは72社だった。このうち日本企業は以下の12社。
ソニー
ブリヂストン
日産自動車
トヨタ自動車
キリンホールディングス
サントリー食品インターナショナル
小松製作所
クボタ
三菱電機
富士フィルムホールディング
富士通
三菱ケミカル
森林分野の質問書に回答した企業は206社、「フォレストAリスト」に選定されたのは6社で日本企業は含まれていなかった。
グローバル企業ではロレアルとユニリーバの2社が「気候変動」「水」「森林」の3部門すべてでA評価を獲得しており、日本企業では6社が「気候変動」と「水」分野のダブルで「Aリスト入り」をしている。
written by
沖本 啓一(おきもと・けいいち)
オルタナ編集部 編集局
好きな食べ物は鯖の味噌煮。