一般社団法人 障害者スキー振興協会の活動(2013年度採択)
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公益財団法人ノエビアグリーン財団は、2013年度からジュニアスポーツ選手の育成や児童・青少年の健全な育成を目的にした活動について、助成事業を実施している。毎回、約100件の応募があるが、これまで14の団体と13の個人が採択された。4回目を迎えた今年度は、2月28日まで募集している。活動費を助成することで、未来を担う子どもたちを支援し、健全で豊かな社会づくりと持続的な発展を目指す。(オルタナ編集部=松島 香織)
ノエビアグリーン財団は、「ノエビアホールディングスのCSR活動の幅を広げたい」という大倉俊・代表取締役社長の思いから2013年に設立し、環境活動団体やスポーツ団体等への助成、児童・青少年の健全な育成など支援している。
「子供の育成に寄与する『ノエビアグリーン財団』助成事業」の応募資格は、児童・青少年の健全な育成を目的とした体験活動、およびスポーツの振興に関する事業を積極的に奨励または行っている団体と、18歳以下で世界大会やオリンピック出場を目指しているアマチュアスポーツ選手だ。
だが、「必ずしも、オリンピックに出られるような選手ばかりを支援しているわけではありません。スポーツをする環境に恵まれていない個人も対象とし、支援に力を入れています」と、ノエビアグリーン財団事務局の後藤祥子(さちこ)広報担当は話した。
これまで、被災した福島の子供たちの心身の健全な育成を目的に活動しているクラブチームや、障害者スキーの普及と、障害のある児童でもスキーを楽しめる環境作りをしている団体などが支援を受けた。
個人では、フィギュアスケートで2013年度に支援を受けた樋口新葉さん(当時13歳)が、2014年、2015年の全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会で2連覇するなど、目覚ましい活躍を見せている。
松島 香織(まつしま・かおり)
サステナブルブランド・ジャパン ニュースサイトの立ち上げメンバーとして参画。その後2022年12月から2025年3月まで、デスク(記者、編集)を務める。