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P&Gは、ダイバーシティへの取り組みを対外的に推進するため、啓発組織「P&G ダイバーシティ&インクルージョン啓発プロジェクト」を発足した。経営戦略の一環として取り組んできたP&Gのダイバーシティ経営に関する知見・ノウハウを対外的に提供し、日本企業のダイバーシティ経営の発展に貢献するほか、社外とのプロジェクトを通じて、P&G自身の継続的な成長へと繋げる。
近年、社会の少子高齢化や企業のグローバル化などを背景に、女性の活躍推進や男性の育児参加の促進、グローバルな人材の育成など、より多様な人材を経営施策に取り入れる「ダイバーシティ経営」の必要性が高まっている。
P&Gは、経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」に早くから取り組んできた。実際に社内でスムーズに女性登用を進めたり、男性社員も気兼ねなく育休を取得できるようにするためには、数値目標の設定や、ダイバーシティに関する制度の導入だけでなく、 ダイバーシティを「風土」として根付かせることが必要だと考えている。
プロジェクトは3月15日にプレス向けセミナーを開催し、一般のビジネスパーソン2,000 人を対象にアンケート調査を実施した「ダイバーシティに関する潜在意識調査」を発表する。
5月には人事担当者や管理職などを対象にした「P&G ダイバーシティ&インクルージョン シンポジウム(仮)」を開催する予定だ。
更に「ダイバーシティ&インクルージョン研修プログラム」を開発し、P&Gの社員トレーナーが各企業を訪問、プログラムの検証も含め試験的に実施する。
松島 香織(まつしま・かおり)
サステナブルブランド・ジャパン ニュースサイトの立ち上げメンバーとして参画。その後2022年12月から2025年3月まで、デスク(記者、編集)を務める。