阿蘇カルデラに育まれた自然と、伝統文化。阿蘇地域には多くの人を魅きつけてきた観光資源があります。そして世の中では、SDGsが知られるようになったとおり「サステナビリティ(持続可能性)」がますます大切にされ、観光のあり方も見直されています。阿蘇への旅を通して持続可能性を実現し、阿蘇を訪れる人と、迎え入れる地域の暮らしを未来につなげるには――。コロナ後の将来に向かって、阿蘇が「サステナブル・ツーリズム」の先駆者として考え、実践して世界に発信するために、一緒に第一歩を踏み出しませんか?
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、現地参加およびオンライン参加が可能なハイブリッド方式の開催といたします。
会期 | 2020年12月12日(土) 10:00-18:00(セミナー受付開始12:30) |
会場 | 熊本県 阿蘇市立阿蘇体育館 〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧267番地 アクセス |
参加対象・定員 | 400名 全国の観光業及びDMO関係の方、観光業やツーリズムに関心のある学生、全国の自治体関係者の方、阿蘇地域での観光業従事者及びツーリズムに興味のある一般の方 他 |
参加費 | 無料(事前登録制) ※一部ツアーコンテンツを除く |
内容 |
EXPERIENCE(体験プログラム) 10:00~12:30(予定) (コース①教育旅行プログラム、コース②Workationプログラム) SEMINAR(講演プログラム) 13:00~18:00 (サステナブル・ツーリズム事例講演会・中江岩戸神楽 特別公演、ワークショップ) |
主催 | 阿蘇サステナブル・ツーリズム協議会 |
後援 | 環境省 九州地方環境事務所、熊本県、一般社団法人 九州観光推進機構、公益社団法人 熊本県観光連盟 |
協力 | 阿蘇市 |
メディアパートナー | サステナブル・ブランド ジャパン |
本シンポジウムはセミナーの一部コンテンツをオンラインによるライブ配信を行い、遠方からのご参画も可能な環境を用意しております。
後日、事務局より視聴用のURLをメールにてご連絡いたします。
※シンポジウムの内容は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
広がる草原景観は、阿蘇くじゅう国立公園最大の魅力要素の一つです。阿蘇の草原は、千年にわたり地域の人々の生業とともに維持されてきましたが、生活様式の変化や畜産業の低迷などにより、近年、面積の減少や薮化などの荒廃が進んでいます。草原は雨水を地下に染み込ませることに役立っており、草原の生えるススキ等のイネ科植物は土の中に大量の炭素をため込み、地球温暖化防止に役立っていることもわかってきました。この草原の保全、再生のためツーリズム活用して、できる取組を考えます。 対象:大学生 参加費:1,000円(昼食込み)
コース①教育プログラムのご参加の詳細につきましては下記の事務局までお問い合わせください。
【お問い合わせ先】 株式会社日本旅行 福岡支店 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-2-1-5階 TEL:092-431-7272 FAX:092-472-7199 E-mail:fukuoka_office@nta.co.jp 営業時間:9時30分~17時30分(土・日・祝日 休業) 担当:河内(カワチ)・安岡(ヤスオカ) |
昨今、様々なシーンで聞かれるワーケーション。導入に踏み切る企業側と受け入れを開始する自治体側で様々な検証実験が行われています。阿蘇市もワーキングスペースの整備、子どもを預かる体制の整備など様々な取組を行っています。そのような事例を紹介しつつ、企業との検証実験からの得た気付きから、受入側からの目線から今後の取組について話していただきます。 対象:自治体関係者・観光事業者・大学生 他 30名 参加費: 2,200円(昼食込み) |
近年のツーリズムの事例から、国内外のサステナブル・ツーリズムの取り組みをご紹介いたします。
セミナーの後半では、少人数のグループワークを行う中で阿蘇市の魅力を再認識・再発見してもらい、これから取り組むべきツーリズムのあり方を皆さんと一緒に模索します。
TIME | TITLE | SPEAKER | 講演概要 |
前半:講演 | |||
13:00~13:20 | オープニング(ご挨拶) |
阿蘇市 市長 佐藤 義興 氏 熊本県 観光戦略部 観光振興課 課長 川嵜 典靖 氏 阿蘇サステナブル・ツーリズム協議会 会長 菊池 秀一 Sustainable Brands Japan(株式会社博展) Country Director 鈴木 紳介 |
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13:20~13:50 | 輝く阿蘇の未来をつくろう! ~サステナブル・ツーリズムの新潮流~
世界の社会・経済はコロナ禍によって、大きく傷むこととなりました。ここでジッと禍が過ぎるのを待つのか?これを機会に事業デザインを変えていこうともがくのか?
世界の先進企業では、大量生産や大量消費からSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な発展)をベースとしたビジネスモデルへと展開しています。 これまでの観光業界の事業の柱は団体旅行とインバウンド観光が中心でしたが、コロナ禍によって大きく変わろうとしています。また「見る、食べる、遊ぶ」から「学ぶ、体験する、繋がる、味わう、憩う」といったお客様がより主体的に地域を体感できる旅へと変わりつつあります。 雄大な自然広がる阿蘇の資源を活かしたより魅力的なツーリズムをいかにつくるべきか?我々の提案や実践をヒントに、皆さんの知を結集して創造しい!?議論ができればと思います。 |
サステナブル・ブランド国際会議 アカデミックプロデューサー 一般社団法人地域デザイン学会 理事 駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授 青木 茂樹 |
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13:50~14:20 | COVID-19ポストコロナ時代のツーリズム
ここ20年ほど続いていた国際化、ボーダレス化という時代の流れを一気に遮断したかのような世界的な現象がコロナウイルスによるパンデミックだったと思います。コロナ禍により、世の中の様々な課題が浮き彫りになりました。特に、サービス産業における観光産業は経済的に大きな打撃を受けています。これが世界規模で生じていることに末恐ろしさを感じずにはいられません。ではポスト・コロナ時代、ツーリズムはどのように変容していくのでしょうか?現場で観光産業の経営支援をしている立場から推察したことを発表させていただきます。観光は、旅は、どのように変容するのか、変わらないのか?時代は元に戻るのか、それとも新しい時代が訪れるのか?全国的に、観光産業の日々の現場に触れる専門家の立場として考察します。
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合同会社宿のミカタプロジェクト 代表 永本 浩司 氏 | |
14:20~14:50 | 京都・京北地域における、里山の知恵を世界につなげるコミュニティ・ツーリズム
京都の里山である京北(けいほく)にて、株式会社ROOTSが実践する「コミュニティ・ツーリズム」の実践についてお話します。
海外経験も豊富な、都市からの移住者たちで作られたROOTSが、京北に実際に住みながら、日々出会い、発見していった里山の知恵(Local Wisdom)。 それを体現する、いわば地域の達人たちの持続可能な暮らしや哲学、同時にこの地が抱える人口減少や自然災害などの社会課題にも焦点を当てながら、弊社は世界の教育機関と連携する国際教育プログラムを作り上げてきました。 他にも、Discover Another KyotoというインバウンドのFITツーリズム・サービスや、三軒の古民家宿泊施設も運営しながら、過疎化する中山間地域に、新たな経済や人の流れを作っています。 地域の魅力をどう見つけ、ツーリズムの商品や、教育のプログラムに編集し、実践していくか。またどのように、地域内で、それを担う人材を育てながら、ビジネスを持続可能なものにし、他地域とも連携をしているのか。 これまでの道筋や、現在進行形のプロジェクトなど、今後の阿蘇の皆様とも協働できることを強く期待しながら、京北での事例を共有させて頂きます。 |
株式会社ROOTS 代表取締役 中山 慶 氏 株式会社ROOTS 代表取締役・共同創業者/ソーシャルデザイナー 曽緋蘭(Feilang Tseng) 氏 |
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14:50~15:05 | 事例講演 総括 | サステナブル・ブランド国際会議 アカデミックプロデューサー 青木 茂樹 | |
15:05~15:35 | 中江岩戸神楽 特別公演 | ||
BREAK TIME | |||
後半:ワークショップ「地元住民の力で考える阿蘇市のサステナブル・ツーリズム」 | |||
15:50~16:55 |
テーマ紹介/グループ別 ディスカッション ①エコツーリズム ②グリーンツーリズム ③文化観光 ④ロングステイ |
①Waku Waku OFFICE あそBe隊 代表 薄井 良文 氏 ②道の駅阿蘇駅長/NPO 法人ASO 田園空間博物館 マネージャー 下城 卓也 氏 ③公益財団法人阿蘇火山博物館 館長 池辺 伸一郎 氏 ④阿蘇市経済部観光課 課長補佐 石松 昭信 氏 |
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16:55~17:25 | グループ別 発表 | ||
17:25~17:35 | グループ別 総括 |
①エコツーリズム
教育旅行において環境保全の重要性を伝えるために阿蘇が出来ること |
②グリーンツーリズム
地元産業(農業・林業・畜産業など)の観光コンテンツ化において阿蘇が出来ること |
③文化観光
文化遺産・自然資源をインバウンドツーリストへインフルエンスするために阿蘇が出来ること |
④ロングステイ
ライフシフト時代の、人が活きるワーケーションを迎えるために阿蘇が出来ること |
阿蘇カルデラツアーとは阿蘇の豊かな四季折々の美しい風景はもちろん、歴史遺産や暮らしに根付いた文化・伝承等、優れた資源をたくさんの方に味わっていただきたいとの想いでご用意した阿蘇シンポジウム参加者限定の特別ツアーです。この機会に是非ご利用ください。
ツアーの詳細・お申込みはこちら
本シンポジウム参加者向けに会場近隣の人気温泉地である、内牧温泉の宿泊プランをご準備いたしました。
宿泊プラン:IN:12月12日(土)/OUT:12月13日(日)
阿蘇プラザホテル
3名1室 1泊朝食付き
10,500円~15,500円
※別途、1名1室、2名1室、夕食付プランも設定あり
阿蘇の司 ビラパークホテル&スパリゾート
3名1室 1泊朝食付き
10,500円~16,000円
※別途、1名1室、2名1室、夕食付プランも設定あり
阿蘇内牧温泉ホテル角萬
3名1室 1泊朝食付き
9,500円~15,000円
※別途、1名1室、2名1室、夕食付プランも設定あり
熊本県 阿蘇市立阿蘇体育館 |
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訪日外国人旅行者6,000万人時代を見据えると、我が国の観光地において、より幅広い国や地域から来訪する観光客を受け入れる基盤を速やかに整備していくことが必要。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、従来の生活様式から変化が急速に進んでおり、これからは国内外の観光客が安心して観光を楽しむことができるよう、地域が一体となって新たな生活様式に沿った旅行スタイルに対応した着地整備を行っていくことが重要。 こうした観点を踏まえ、地方公共団体、観光地域づくり法人(DMO)等が観光イベント・観光資源をより安全で集客力の高いものへと磨き上げるために実施する令和2年度補正予算の観光庁支援による実証事業。誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツの造成に向けた取組みの方向性の調査・検証を行うもの。
サステナブル・ブランド国際会議2020 阿蘇シンポジウムは開催のためのルールを設定し、それに準拠した運営を行います。 当ルールは、以下のガイドラインを基に作成しております。
熊本県阿蘇地域には雄大な自然、歴史ある伝統文化をはじめとした多くの観光資源と、それらを支えてきた域内外のたくさんの人がいます。今ある資源と知恵を活かし、新たな価値観によって磨き上げ、「サステナブル・ツーリズム」の第一人者として阿蘇地域を国内・海外へと発信するために、阿蘇サステナブル・ツーリズム協議会を発足しました。
本協議会は、阿蘇市観光協会が母体となり、株式会社日本旅行、サステナブル・ブランドジャパン(株式会社博展)が参加、また阿蘇市をはじめ、阿蘇温泉観光旅館協同組合及び熊本県観光連盟のご賛同を得て組織した団体となります。本協議会の活動は、地域に根差し、世代やセクターを超えたコラボレーションから生まれる内外のつながりにより、阿蘇にさらなる魅力をもたらし、ツーリズム復興の機運を一気に高める契機としたいと考えています。
2006年に米国で誕生したサステナブル・ブランド(SB)は、未来に選ばれるブランドであるために挑戦を続けるブランド・イノベーターが集う世界有数のグローバル・コミュニティで世界13カ国で展開しています。SBが創設以来目指しているのは、社会的・環境的課題を「ブランド・イノベーション」「価値創造」「ポジティブ・インパクト」を生み出すための重要な原動力と捉え、ビジネスリーダーやビジネスパーソンにきっかけを与え、世界を変えていくことです。 この度、阿蘇地域の観光を通じて「サステナブル・ツーリズム」をテーマとした本シンポジウムを世界で初開催します。 |
【お問い合わせ】
SB阿蘇シンポジウム運営事務局(株式会社博展 内)