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ブランドが社会とつながる、持続可能な未来へ  「サステナブル・ブランド ジャパン」 提携メディア:SB.com(Sustainable Life Media, Inc.)

消費者と企業をより健全な選択肢に導くために

米サステナブル・ブランド編集部

6月初旬、サステナブル・ブランド本会議が、カナダ・バンクーバーで行われた。ビジネス活動の改善を目指す各分野のリーダーが、専門分野における最新のインサイトを、同じ目標を持つ参加者と共有した。特に、「責任ある消費」を消費者に促す努力を行う企業を紹介する。(翻訳=クローディアー真理)

「責任ある消費」へ

講演するP&Gのマーク・プリッチャードCMO | Image credit: Sustainable Brands

P&Gはポジティブな消費を、より良い生活に結び付けようと努力する。「もし~だったら、どうなるだろう?」という疑問をキーワードに、既存の枠組みなどにとらわれずに考えることの重要性を訴え、参加者に有意義な違いを生み出すことを促す。一方、広告宣伝にも重要な役割を見出している。特に各ブランドを通し、消費者にメッセージを送ろうとしているのが男女格差の問題だ。これをテーマにTVコマーシャルを制作・放映して、問題解決のための具体的な行動を起こすよう、人々を支援している。

科学、娯楽、目的が交わったところに成功あり

講演するナショナル・ジオグラフィック・パートナーズのジル・クレス氏 | Image credit: Sustainable Brands

ナショナル・ジオグラフィック・パートナーズは、プラスチックごみ問題に取り組んでいる。雑誌の包装に紙を採用し、使い捨てプラスチックの大幅な削減に成功した。この問題に人々の関心を集めるため、社内で蓄積された情報力とノウハウを用い、ソーシャルメディアを通じて、プラスチック製品の使用を中止するよう人々を啓蒙する。このほか、他社とのコラボレーションも進める。ザ・ノース・フェイスとは、リサイクル・プラスチック製のTシャツを、米国のステンレス・ボトル・メーカー、スウェル(本社・ニューヨーク)とは、ドリンクボトルを発売している。今後も、同様の目標を持つ企業や組織とのコラボレーションを続ける。

ドキュメンタリー映画を行動変化のきっかけに

講演するインパクツ・グループのマーティン・タル プレジデント(左)とジェームズ・「ライトニング」・ウィルクス共同制作者 | Image credit: Sustainable Brands

映画、『ザ・ゲーム・チェンジャーズ』は、ジェームス・「ライトニング」・ウィルクス共同製作者がスポーツ選手、兵士、科学者などに行ったインタビューに焦点が当てられている。ウィルクス共同製作者は、野菜中心の食事により、スポーツ選手が成績を向上させているリサーチにも触れ、食料と「本当の強さ」に対する認識が変化したことを伝えた。同時に野菜中心の食事、ヴィーガンは地球のサステナビリティに直結するという。映画界の巨匠、ジェームズ・キャメロン監督も制作に携わる、この映画の公開は今秋の予定だ。

健康、透明性、インクルージョンを検証

ショー・インダストリーズのショールーム | Image credit: International Well Building Institute

米国、床材メーカー大手のショー・インダストリーズ(本社・ジョージア州)は、健康には居住空間への配慮も欠かせないことを強調する。室内の空気、水、照明、心地良さなどが、人の睡眠、心臓血管、免疫システム、呼吸器に影響を及ぼしているという調査結果があるためだ。同社は、誰もが安価で健康的な住環境を手に入れることができるよう努める。商品知識が必ずしも豊富ではない消費者に適切な商品を購入してもらえるよう、商品の透明性を明らかにすることは重要だ。そのためには企業努力に加え、より良い商品を求める消費者パワーも必要であるという。

テクノロジーとライフのバランスをとるために

講演するオンワードのゲイブ・ジカーマン最高責任者
| Image credit: Sustainable Brands

米国を拠点に、テクノロジーとライフのバランスを取り戻すための方法を提供する企業、オンワードのゲイブ・ジカーマン最高責任者が、両者のバランスについて語った。現在の状況は、販売側が自社のプラットフォームにどれだけ消費者をくぎ付けにできるかが、経済的成功につながっており、テクノロジーとライフのバランスを崩す結果を生み出している。しかし、それでもバランスを取っている例は多くあり、実現可能なことであるということを参加者に知らせた。