SUSTAINABLE BRANDS JAPAN のサイトです。ページの先頭です。

SUSTAINABLE BRANDS JAPAN のサイト

ブランド・イノベーターのためのESG情報サイト 「サステナブル・ブランド ジャパン」 提携メディア:SB.com(Sustainable Life Media, Inc.)

H&Mなど、循環型ファッションへの取り組み加速

米国サステナブル・ブランド編集部
Image Credit: Kris Atomic

ファッション業界や繊維業界は、持続的なビジネスモデルへの移行を可能にする新たな資源や技術の登場によって、循環型ビジネスへと発展し続けている。(翻訳:梅原 洋陽)

C2Cプロダクツ・イノベーション・インスティチュートか立ち上げたファッションポジティブ・イニシアティブは、ファッションデザイナーやブランド、そしてサプライヤーが環境認証のC2C(クレイドル・トゥ・クレイドル、ゆりかごからゆりかごへ)認証を取得するための素材の認証方法を学び、そして助言や資金を得られるようにするためのものだ。ファッションビジネスを通して、環境的、社会的に良い影響を生み出すための情報を公開するサイト「FashionPositive.org」を立ち上げ、新たな循環型素材の開発を進める市場間連携を促進する狙いがある。

同サイトでは、C2C認証の仕組みの解説や、他企業の成功事例、ケーススタディの紹介、そして成功しているブランドの表彰も行なっている。

「ここ最近、これまで敵対関係にあったファッションブランド同士がC2Cの精神や循環型経済の思想に則り、素材の調達やデザイン方法を見直し、ファッション産業界に良い変化を起こそうとしています」

C2Cプロダクツ・イノベーション・インスティチュートで繊維・衣服部長を務めるアニー・ガリングスラッド氏はそう話し、「この取り組みの情熱やエネルギー、そしてこれまでの成果が示しているのは、すべてのファッションブランドやデザイナー、メーカー、そして小売業者が協力する時が来たということです。ウォルマート基金の協力を得て、私たちはツールや資源をウェブサイト上で公開し、ビジョンの達成を実現しようとしています」と続けた。

ガリングスラッド氏は、ファッション業界の大御所であるH&M、ステラマッカートニー、ケリング、アイリーンフィッシャー、マークス&スペンサーなどのブランドが循環型ファッションビジネスの骨格を形成する中心的な役割を担っていると考えているという。

同氏は「協働することで、誰もが利用できる循環型ビジネスモデルの基本的要素をつくりあげ、最終的には全てのファッションをより安全に、循環的かつ公平に、そして手頃に消費者に提供できるようになります」と語った。

「私たちと共に仕事をしている企業は先進的なサステナビリティ目標を設定しています。彼らの目標の達成を手助けできるかどうかは、私たちと同様のミッションを持った他の団体と協働していけるかにかかっています」とC2Cプロダクツ・イノベーション・インスティチュート代表のルイス・パーキンス氏は考える。

「業界全体としてこのような真の変化を浸透させるために、私たちは循環型素材の開発をサプライチェーン全体に広げなければなりません。この新しいサイトは、認識を広め、最終的には行動を促進させることでそれを実現させようとしています」(ルイス・パーキンス氏)

またH&M基金は、香港繊維・服飾研究機構と協働で熱水処理により、品質を損なうことなく混合繊維を新たな布と糸に分別し再利用する方法を発見し、この技術をファッション業界全体で活用していくことを計画している。


続きは、SB-J法人会員向けPDFマガジン「SB-J MAGAZINE」で公開します。