• 公開日:2017.09.19
NZのコーヒー、有機・温暖化防止など3つの認証を取得
    • クローディアー真理

    ニュージーランドのコーヒー会社が、「フェアトレード」「オーガニック」「クライメイト・ニュートラル」の3つの認証を取得した。世界のコーヒー会社がフェアトレードやオーガニックの認証を取得する動きが加速しているが、一品目で3つの認証を取るのは極めて珍しい。(クローディアー真理)

    「フェアトレード」と「クライメイト・ニュートラル」の認証を国際フェアトレードラベル機構(FLO)のニュージーランド支部から、「オーガニック」認証をニュージーランドで最も認知度が高いバイオグローから得たのは、グラウンデッド・レスポンシブル・コーヒー(本社・オークランド)だ。

    クライメイト・ニュートラルとは、「排出量をCO2換算する点では、カーボン・ニュートラルと同様だが、カーボン・ニュートラルの対象がCO2のみであるのに対し、クライメイト・ニュートラルは気候変動枠組条約で排出減を目指す、CO2、メタン、亜酸化窒素、フロン類など温室効果ガス(GHG)全体に対しての相殺」と、国連気候変動枠組条約事務局のミゲル・ナランホ アソシエイト・プログラム・オフィサーは説明する。

    FLOが「カーボン・ニュートラルより徹底している」とする「クライメイト・ニュートラル・コーヒー」認証には特徴が2つある。一つは、GHGの抑制をFLOに参加する小規模コーヒー農家で行う点。二つ目は、残りの排出量を相殺するためにFLO発行の「フェアトレード」認証のカーボンクレジットを利用する点だ。

    クライメイト・ニュートラル・コーヒーは2013年にオランダで始まり、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランドで採用されている。開発途上国のコーヒー生産者への教育、支援プログラムの立ち上げには時間がかかるため、世界的な広まりはこれからだ。

    グラウンデッド・レスポンシブル・コーヒーはほかにも国内で、原生樹の植樹を通して、子どもたちに環境教育を行うプログラムをサポートしている。

    written by

    クローディアー真理

    ニュージーランド在住ジャーナリスト。環境、ソーシャル・ビジネス/イノベーションや起業を含めたビジネス、教育、テクノロジー、ボランティア、先住民マオリ、LGBTなどが得意かつ主な執筆分野。日本では約8年間にわたり、編集者として多くの海外取材をこなす。1998年にニュージーランドに移住。以後、地元日本語誌2誌の編集・制作などの職務を経て、現在に至る。Global Press所属。

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