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スウェーデン

H&M、貧困を打ち破る途上国等の女性起業家リスト発表

「Foundation 500」には貧しい地域の女性起業家500人を掲載する
「Foundation 500」には貧しい地域の女性起業家500人を掲載する

H&M Foundation(スウェーデン)と国際協力NGOのCAREは、南米やアフリカの途上国などで起業した女性のビジネスリーダーリスト「Foundation 500」を発表した。貧困のサイクルを打ち破り、社会全体の経済成長を生み出すペルーやザンビア、インドネシアなどの女性起業家500人を紹介する。リストを通じて、女性のエンパワーメントやジェンダー平等の重要性も伝える。

「Foundation 500」のウェブサイト上では、500人の女性起業家の写真とサクセスストーリーを掲載する。ペルーやザンビア・ヨルダン・フィリピン・インドネシアなど11カ国の女性たちのストーリーだ。

地元密着のヘルスケア事業を手がけるザンビアの女性や、教育機会が平等でないヨルダンでファッションの会社を起業した女性、インドネシアでIT事業を成長させる経営者など。起業分野はアパレルや食品・ヘルスケア・ITなどさまざまだ。

世界にある貧困の連鎖を断ち切るには、女性の経済的エンパワーメントが重要な課題だ。持続可能な開発目標(SDGs)では「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」と掲げている。女性の経済的エンパワーメントによって、女性がお金を家族や子どもに再投資することにつながり、結果として地域社会全体の生活が向上する流れが生まれる。

リストに登場する女性たちは、H&M FoundationとCAREが2014年から実施するグローバルプログラムに参加したメンバーだ。プルグラムでは、所得の低い地域の女性起業家10万人に、自身の事業を発展させる支援をする。

スーパーモデルであり起業家でもある、スーダン出身のアレック・ウェック氏は「Foundation 500のリストに登場する女性たちは、待遇に恵まれずに生まれながらも、最も起業環境の厳しい場所で富を築いた。しかし、彼女たちストーリーが語られることは多くない。南スーダンで育ったときに、こういった女性たちをビジネス誌の表紙で見られたらと思った」という。彼女たちの姿は貧しい状況にある人たちの希望のロールモデルとなる。




辻 陽一郎(つじ よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表、NPOジャーナリスト。NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。二足のわらじで、ボランティアコーディネーターとして國學院大學ボランティアステーションで働く。ヤフー株式会社、国際ボランティアNPOのNICE(日本国際ワークキャンプセンター)を経て現在。