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絵本ナビ、企業のSDGs推進を力に絵本棚の設置計画

絵本の情報・通販サイトを運営する絵本ナビ(東京・新宿)はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業や団体をスポンサーに、医院や店舗などに絵本棚を提供する「こどもえほんだなプログラム」を始めると発表した。SDGsへの取り組みをアピールしたい企業と、子ども向けの充実した絵本棚を求める施設を結ぶプログラムだ。大企業から個人まで規模と予算に応じたプランを用意し、初年度は2000カ所の本棚設置を目標にしている。(オルタナ編集部=堀理雄)

プログラムは、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に対応し、子どもが置かれている家庭環境などに関わらず、質の高い絵本に出会う機会を提供することを目指している。小児科、産婦人科などの医院やコンビニ、保育園などで絵本棚の設置を進めていく。

「家庭の経済状況などで絵本に触れる機会の少ない子どもや、そうした機会があっても質の高い絵本に出会えていない子どもたちは多い。街の中で子どもたちが絵本と出会う機会をつくっていきたい」と絵本ナビの金柿秀幸社長は話す。

絵本の選書は、同社の「絵本ナビ」を運営する、絵本や児童書の専門家が担当する。子どもが自分の世界を拡げるための「インスパイア」と、国内外の名作を集めた「傑作」という対照的な2つのコースを用意し、スポンサー企業・団体がどちらにするか選べる仕組みだ。2年目以降順次新しい本を追加していく。

スポンサー団体には、ステークホルダーにSDGsの取り組みをアピールできるといった点や、「絵本ナビ」サイトや同社が発行する育児情報誌「miku」での情報発信、設置する絵本棚前面へのロゴ掲載などのメリットがあるという。規模と予算に応じ、大企業から個人まで参加できるようなコースを用意している。

金柿氏は「ESG投資が世界の潮流となり、社会のなかでSDGs推進の機運が高まっている」と指摘。一方SDGsへの具体的な取り組みを行う企業は一部に留まることを踏まえ、「取り組みを検討している企業・団体に、すぐに採用可能なパッケージを提供したい。アピールのために1年だけで終わるのでなく、継続的な支援をお願いできれば」という。

「絵本ナビ」は、「子どもに絵本を選ぶための情報を集めた参加型絵本紹介サイト」というコンセプトで、2002年にオープン。現在年間利用者数は1000万人を超える。「miku」は同社が年3回発行する育児情報誌で、小児科や産婦人科、保育園など2600カ所で無料配布している。