• 公開日:2018.05.18
SDGsの価値を把握し、ビジネスチャンスへ

サステナブル・ブランド国際会議に登壇したのは、ヘルスケア大手、ノボ・ノルディスク・ファーマのスザンヌ・ストーマー コーポレート・サステナビリティ部長。同部長のSDGsへの評価は高い。2030年に向け、どのようなビジョンを持ってサステナブルな世界を構築するか、初めて全世界の人々が共に考える機会を与えてくれたからだ。企業は明確化したビジョンに沿い、ビジネスを通してどのように貢献していくかを考慮していかなくてはならない。(クローディアー真理)

ストーマー コーポレート・サステナビリティ部長は、17の目標が相互に関連し合っている点に、SDGsの価値を見出している。それだけに企業は自社が決めた目標の達成に向け、活動を行う際に、ほかの目標の妨げにならないように留意しなくてはならない。活動は企業と目標の間に戦略上の適合性を見出す、ポジティブなものであるべきと強調する。

さらにSDGsの達成を目指すことで、企業はビジネスを活発化させることも可能だと言う。ノボ・ノルディスク・ファーマは、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任つかう責任」を自社目標として掲げる。世界的に増加する糖尿病患者を例に挙げ、患者本人、社会の経済的負担共に重いことを指摘。そこにノボ・ノルディスク・ファーマのビジネスチャンスが生まれる。薬品販売だけでなく、研究機関と連携し、リサーチを行い、糖尿病や肥満者数を減らす活動を行う。こうした疾患の撲滅はノボ・ノルディスク・ファーマだけでなく、患者を含む社会全体が目指すゴールでもある。

日本国内では、郡山市と2月に糖尿病予防のための協定を結んでいる。郡山市はノボ・ノルディスク・ファーマの生産拠点。関係者はもちろん市民への疾患の啓発と予防法を広める。これも、サステナブルな世界を構築するために同社が行っていることの一つだ。

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