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第2回「企業のエシカル通信簿」、最高点は花王

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NPO法人環境市民など38の市民団体は3月9日、共同で調査した第2回「企業のエシカル通信簿」(2017年度)を発表した。調査対象は化粧品メーカー5社、コンビニエンスストア(CVS)チェーン大手4社、宅配便事業者3社の合計12社で、このうち合計点が最も高かったのは花王で、最も低かったのはミニストップだった。(オルタナ編集長 森 摂)

この調査は「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」と環境市民の主催で、昨年3月に発表した第1回目に続く2回目だ。企業のCSR活動、環境活動、SDGsの取り組みなどを市民・NPO目線で調査している。

今回の調査対象は資生堂、花王、コーセー、ポーラ・オルビス、マンダム、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の12社だった。

「持続可能な開発(社会)」「環境」「消費者」「人権・労働」「社会・社会貢献」「平和・非暴力」「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の7つの大項目について、企業がウェブサイトなどで開示する情報に基づき、評価した。

その結果は企業に送り、回答があった場合には内容についてやり取りし、調査に反映した。回答があった企業は12社のうち8社で、ローソン、ミニストップ、ヤマト運輸、佐川急便の4社からは回答が無かったという。

各企業の評価点は下記の通り(「持続可能な開発」「環境」「消費者」「人権・労働」「社会・社会貢献」「平和・非暴力」「アニマルウェルフェア」の順と合計点)。

資生堂(6、5、5、8、6、1、2)合計点33
花王(9、6、6、8、6、1、3)合計点39
コーセー(5、4、3、5、5、1、2)合計点25
ポーラ・オルビス(5、4、5、7、7、3、3)合計点34
マンダム(8、4、7、6、5、1、2)合計点33
セブン-イレブン(5、4、4、6、6、1、1)合計点27
ローソン(3、4、4、6、6、1、1)合計点25
ファミリーマート(6、4、4、6、7、1、1)合計点29
ミニストップ(1、3、3、4、3、3、1)合計点18
ヤマト運輸(2、4、4、2、6、1、1)合計点20
佐川急便(3、4、2、4、5、1、4)合計点23
日本郵便(4、3、5、6、5、1、1)合計点25

※今回の企業のエシカル通信簿では、各項目の軽重が判断できないため、合計点を公表しないとしていますが、オルタナ編集部独自の判断で各項目の点数を合計し、上記の一覧に加えました。