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中高生が食の課題解決を実践:ユニリーバなどが表彰

ユニリーバと教育NGO「こども国連環境会議推進協会(JUNEC)」などが連携し、中高生を中心に食の課題を考えて実践するプログラム「リプトン サステナビリティ大使プログラム」の受賞者が25日、発表された。最優秀賞の「リプトン サステナビリティ大使賞」には、飢餓問題に向き合った東京都の中学3年生のアクションプランが選ばれた。ロジカルな分析や実験を経て手軽にできる解決策を示したことが評価された。(オルタナ編集部=沖本啓一)

ユニリーバの紅茶ブランドのリプトンは、サステナビリティに対して強い信念を持つブランドとしてマーケティング活動を行っている。その一環として未来を担う次世代の育成に関わる「リプトン サステナビリティ大使プログラム」を2016年に導入した。

2回目の開催となる今年は規模を拡大し、7月から11月にかけて4回開催したワークショップには合計80人以上の中高生が参加した。食や栄養にかかわるさまざまな課題やサステナビリティについて学ぶだけでなく、社会の課題を自分ゴトとして考え、率先して行動をとるきっかけを提供した。

大賞を獲得したのは中学三年生の渡辺泰匡さんのアクションプラン「世界中の人が笑顔でお腹いっぱいに食べられる未来にするために」。食糧不足、飢餓の課題に向き合い、調査や分析をし、吸水性ポリマーを利用した「水耕栽培とエコフィード」という方法を考案した。アンケートなども行い、「ロジカルな分析や実験を通じて、 誰もが手軽にできる解決策を示し、 さらに他者を巻き込んで活動をしました。とても広がりがある」と審査員から評価された。

ユニリーバと連携する教育NGO・JUNECの井澤友郭・事務局長は「4ヶ月間、活動を行った中高生のアクションは、総じて第一回よりもクオリティが高いものばかりで、審査員のユニリーバ役員の方も驚くぐらいのチャレンジをしていました」と話す。

中高生も一人の消費者として様々な企業と接しているが、製品やサービスが作られるまでのストーリーや裏側を覗く機会はあまりない。「JUNECが、企業と連携し、かつ、ただの「講師」ではなく、一緒にプログラムを開発したり、プログラムの現場にファシリテーターとして参加することで、企業という「組織」や、その中で想いを持って活動をしている『人』にも興味を持ってもらうことにもつながっています」(井澤氏)

井澤氏は「チャレンジをすること、自分から一歩踏み出すことで世界が変わるということを今回、多くの中高生が体感できたと感じています。これからも自分と世界とのつながりを感じながら、自分が世界を変える『きっかけ』を、いつでも提供できると自信を持ってさまざまな場でアクションを起こしてほしい」と参加者への期待を語った。

沖本 啓一(おきもと・けいいち)

フリーランスライター。
主にエンタメ記事・食レポなどを執筆していたが、サステナビリティ関連に興味を持ち、サステナブル・ブランド ジャパン編集局に関わる。CSR検定3級を満点で合格。
好きな食べ物は鯖の味噌煮。