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味の素、国内で使用する全電力を100%グリーン電力に

沖縄のバイオマス発電で実際に使っている「サトウキビのバガス」

味の素は、本社や国内の営業拠点などで使用する全電力を2017年4月1日からすべてグリーン電力化する。日本自然エネルギー(東京・品川)と契約し、本社や国内営業拠点を対象とするグリーン電力証書を購入した。味の素は同証書の購入によって、サトウキビの搾りかすを利用したバイオマス発電由来の自然エネルギーを使用する形となり、事業を通じたサステナブルな地球社会の実現を目指していく。(辻 陽一郎)

味の素は国内・海外すべての拠点で使用する自然エネルギー比率を2020年までに20%、2030年までに50%にする目標を掲げた。タイやベトナム、ブラジルなど海外の拠点では、味の素製品の原料としても使われるサトウキビの搾りかすやもみ殻を燃料とした自然エネルギーの利用を推し進めている。自然エネルギー利用率も向上し、2016年9月時点ではグループ全体で19%に到達した。

国内のグリーン電力化にあたり、食に関わる企業として、サトウキビの搾りかすを活用するバイオマス発電を行う沖縄県の製糖工場を選んだ。

味の素グローバルコミュニケーション部長谷川泰伸担当は、「工場は自家発電をするなど自社努力でできる面もある。だが、営業系本社機能部門は、自社努力では自然エネルギーの利用に切り替えることは難しい。そのため、債権を買うことでグリーン電力100%を目指した」と話した。

債権を買う方法で、本社や研修センター、国内の営業拠点5支社、沖縄味の素、北海道味の素は、1年間の全使用電力410kWh分をグリーン電力化した。

味の素は経営方針に「共通価値の創出」を掲げ、サステナブルな地球社会の実現を目指している。経済価値の追求だけでも社会貢献だけでもなく、事業活動の中で両方が拡大・合わさることで、生まれる共通価値を高めることが重要と考えている。

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

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