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アサヒ、NGOと恊働で持続可能な水資源に取り組む

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今年3月22日にアサヒグループ本社を青くライトアップする

アサヒグループホールディングスは、国際NGOウォーターエイドジャパンと協働し、CSR活動の重点テーマに掲げる「持続可能な水資源」への取り組みを実施する。3月22日の「世界の水の日」には、同NGOが実施するキャンペーンに参加し、テーマカラーの青色に本社ビルをライトアップし啓発を図る。今後は都内の子どもたちに出張授業も行い、世界の水資源や保全について伝えていく予定だ。(辻 陽一郎)

アサヒグループ広報部の嶋愛子氏は「アサヒの事業において、いろいろな生産物を作るうえで水は重要な資源。資源の保全について取り組む一環として、今回世界水の日に合わせたウォーターエイドジャパンのキャンペーンに協力した」と話した。同社は水資源を持続可能にするため、工場の水源地の森を保全する活動なども行っている。

国連が定めた「世界水の日」に行うキャンペーンでは初めて、アサヒグループ本社ビルのライトアップを実施する。ライトアップは3年前にアメリカで始まり、昨年イギリスで橋のライトアップが実施された。

ウォーターエイドジャパン立花香澄担当は「途上国では6億6300万人が安全な水を利用できない環境で暮らしています。しかし、蛇口をひねれば安全な水が出る日本では、知る機会も多くはありません。水と強い関わりのあるアサヒグループが一緒に発信してくれることで、より多くの人が水利用や世界の水問題に目を向ける機会になります」と話した。

3月から、同NGOは墨田区主催の水の循環講座を運営し「すみだと世界の水を学ぶ教材」を作成するワークショップを実施している。墨田区の歴史や土地、文化から水問題について学べる素材を検討し、アクティブラーニングの教材を作成する予定だ。

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

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