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ソフトバンク、非営利団体にペッパーを3年間無償貸出

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ペッパーとの会話やゲームを楽しむ子どもたち(熊本の避難所)

ソフトバンクグループは人型ロボットの「ペッパー」をNPO法人などの非営利団体や公立小中学校へ3年間無償で貸し出すプログラムを実施する。ペッパーを活用して社会貢献につながる取り組みやプログラミングの授業を実施することを条件に公募を行う。ペッパーはこれまでに熊本地震の避難所や障がいのある子ども向けのプログラミング教室などで活用されている。

熊本では長期化する避難所生活でのストレス軽減に取り組むために、ペッパーを活用した。避難所となっている西原村と益城町の小学校を6月に訪れ、ペッパーとの会話やゲームを楽しんでもらった。子どもからお年寄りまでが楽しむことができるペッパーには100種以上のアプリが導入されている。

同社は障がいのある子どもたちの進学や就労支援を行うプログラムでもペッパーを活用している。東京大学先端科学技術研究センターが主催する夏季プログラムでは、ペッパーによるプログラミング教室を実施した。

今回の社会貢献プログラムでは、非営利団体向けと、公立小中学校向けの2種類のプログラムに分けてアイデア募集を行う。ソフトバンクグループの高橋里歌広報担当は「社会貢献分野でのペッパー活用方法を、自治体や非営利団体と一緒に考えていきたいと」と話す。

最大で非営利団体は15団体ほど、小中学校は100校ほどに対して、2017年3月から2020年3月まで貸し出す予定だ。

辻 陽一郎 (つじ・よういちろう)

オルタナ特約記者、NPO新聞代表。フリーライターとして、NPO・NGOやボランティア、ソーシャルベンチャー、企業のCSRなどを中心に取材。

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