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コープの牛乳1本につき1円がシエラレオネの支援に

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寄付金は、シエラレオネで乳幼児の食育に関する啓発活動に用いられる

関東信越の6生協で組織されるコープネット事業連合(本部埼玉県)は、7月25日から8月26日まで、アフリカ・シエラレオネ共和国の子どもたちの栄養改善プログラムを支援するキャンペーンを開始した。コープネットの6生協が取り扱うコープマークのついた牛乳(全23種類)を店舗や宅配サービスで購入すると、1本あたり1円がシエラレオネのユニセフ指定募金に寄付される。

シエラレオネは、5歳児未満児の死亡率が世界で最も高い国のひとつで、1000人あたり120人の子どもが命を落としている。また現在は終息宣言が出ているが、エボラ出血熱の流行により甚大な被害を受けた。

2008年から2013年に行った「ハッピーミルクプロジェクト」は、ユニセフを通じてモザンビーク共和国の栄養指導などを支援してきたが、「乳幼児死亡率の低下など状況が好転してきたため、新たな支援先としてシエラレオネを選んだ」と生活協同組合連合会コープネット事業連合 渉外・広報部の吉川友里子さんは話した。

「ハッピーミルクプロジェクト・シエラレオネ」では、ユニセフの活動を通じ、栄養に関する知識を持つ保健員や母親支援グループの増員のほか、栄養不良の治療ができる施設の増加や栄養教育を行うための教材の購入などを支援する。

2014年から2016年度の3年間にわたり実施され、過去2年間のシエラレオネへの寄付金額は個人募金を含め、合計2935万2761円だった。このほか、同時期に行った「エボラ出血熱対策緊急支援募金」では、2651万8498円をユニセフに寄付した。今年度の第2期キャンペーンは10月24日から11月25日に行われる予定だ。

枝松 麗 (えだまつ・うらら)

ライター・コピーライター。制作会社を経て、2002年よりライターとして独立。ナショナルブランドの広告をはじめ企業やNPOの広報誌、環境省の生物多様性プロジェクトなど、持続可能なライフスタイルを追求すべく環境・CSRの領域で取材・執筆を行う。