AGF、一部商品の利益全額を寄付へ――熊本にも拡大
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味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は「AGF〈ブレンディ〉器の絆プロジェクト」を立ち上げ、東北の復興支援に加え、熊本地震の被災地の復興支援に取り組むと発表した。デザイナーのコシノジュンコさんと共同し、器に親子で絵付けを行うイベントを開催するほか、9月に新発売する対象商品の利益の全額を復興支援に寄付する。
AGFは2012 年から 2015年まで、東日本大震災の被災地の復興支援活動「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」を実施してきた。今年はプロジェクト名を「AGF〈ブレンディ〉器の絆プロジェクト」とし、東北 3 県に加え、新たに熊本地震の被災地の復興支援活動を開始する。
東北支援では、被災した窯元(かまもと)の復興を支援するとともに、コーヒーカップという「器」を通して東北地方の伝統的な焼き物文化を全国に紹介し、被災地の方々にくつろぎの時間を届ける場を提供してきた。
今回は、被災した東北の 4 窯元がコシノさんと共同で制作した器に親子で絵付けを行うイベントを、10~11 月に東北 3 県(宮城県・福島県・青森県)で開催する。熊本県、大分県でもイベントを実施する予定だという。
さらに、コシノさんと共同開発した新商品「〈ブレンディ〉スティック黒糖ジンジャー・オレ」を 9 月 28 日に全国発売し、その利益の全額を日本赤十字社の「平成28年熊本地震災害義援金」に寄付する。
AGF では、「東北や熊本県、大分県などの震災による被災地の伝統文化や地元産業の復興を継続的に後押しし、被災地と全国の人との器を通した『絆』づくりに尽力する」としている。