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韓国

平昌オリパラ機に韓国で広がる「親環境」

平昌冬季オリンピックの開会式(C) The PyeongChang Organizing Committee for the 2018 Olympic and Paralympic Winter Games

韓国・平昌冬季オリンピックが熱狂のうちに14日間の幕を閉じた。平昌オリンピックをめぐっては、文在寅大統領の北朝鮮との融和ムードを打ち出した演出に「オリンピックを政治利用している」と批判も噴出し、波紋が広がっていた。しかし、反面では様々な名勝負、名場面など感動のドラマが生まれ、楽しませてくれた。さらに韓国内では平昌オリパラを機にサステナビリティ(持続可能性)への関心が高まっている。(釜山=原美和子)

平昌オリンピック・パラリンピックで取り組まれている「サステナビリティ」。サステナビリティに関する主要な取り組みは「低炭素でグリーンなオリンピック」「環境管理」「グッドライフ」「伝統と文化を重んじる誇り高い人々」「平昌の国際化」「世界に向けての開国」の5つが中心となっている。

特に重視されているのが「環境」や「伝統文化」、「グローバル化」といった分野に於いての取り組みであり、中でも「環境」は近年の韓国で関心が高まっていると言える。韓国では環境をめぐる問題を語る際に「親環境(韓国語読みでチンファンギョン)」という言葉が用いられる。意味は「自然との共存」といったところであろうか。

2月上旬にはオリンピックとSDGsに関するトークセッションも行われた(C)The PyeongChang Organizing Committee for the 2018 Olympic and Paralympic Winter Games

これに伴い今回、オリンピックパーク内の一角には「親環境広報館」という韓国に於ける環境問題への取り組みを紹介したパビリオンが設けられた。また、中国のIT企業アリババはパビリオンで使用した電子機器や備品をオリンピックパークの所在地である江原道・江陵市(カンウォンド・カンヌン)に寄付することを表明した。また、2013年より韓国では生ゴミの廃棄を従量制で課金する制度を施行し、「フードロス削減」の取り組みも飲食業から一般家庭にまで広がっている。

オリンピック・パラリンピックという一大イベントを通じて「環境問題」への呼びかけや取り組みを行う姿勢は評価できるのではないだろうか。3月9日からは同所でパラリンピックも開催され、まだまだ目が離せない。